準備するものは、器と水と野菜の切れ端だけ

残り野菜でお手軽キッチン菜園5選

2015.04.21 TUE


「虫がついたり鳥に食べられたりする心配もなく、気候に左右されにくいのも利点です。成功率の高いキッチン栽培は、美味しいだけでなく達成感と収穫の喜びを感じさせてくれるはず」(松田さん)
新緑が目に眩しいこの季節、ベランダ菜園でもやってみたい気がするけど、手間がかかりそうで続けられる自信がない…。そんな人にオススメなのが、室内で野菜を育てる「キッチン菜園」だ。

キッチン菜園の特徴は、なんといってもその手軽さ。用意するものは「適当な器」と「水」と「野菜の切れ端」だけで、土や特別な道具がなくても短期間で収穫できるという。そこで、ベターホーム協会の松田佳子さんに、初心者でも簡単に栽培できる、キッチン菜園にオススメの野菜を5つ教えてもらった。

●万能ねぎ
根元の根が残った白い部分を3~4cm程度切りとり、それを5mmくらい浸かる量の水を入れたグラスやココット皿にさす。水を入れすぎないのがポイント。7日ほどで緑の部分が伸びて収穫できる。お味噌汁に散らしたり、麺類の薬味に。

●とうみょう
豆がついた根の部分を、水を入れた少し深さのあるお皿に浸ける。14日くらいで芽が伸びて育ち、収穫可能に。収穫後も同じように栽培すればもう一度収穫できる。水をよく吸うので、切らさないように気をつけよう。炒めものにしたり、さっとゆででドレッシングであえたり、簡単にプラス1品のおかずが作れる。

●バジル
下の方の葉を取り除いた茎を、水を入れたマグカップなどに花を生けるようにさす。腐りやすくなるため、葉は水に浸からないように注意。この方法だと、それほど大きくは成長しないが、傷みやすいハーブも長持ちする。葉を増やしたい場合は、7日くらいで根が出てくるので土に植え替えよう。トマトのサラダに使ったり、パスタに添えたりすれば、いつもの食卓が少し豊かに。

●大根の葉(カブ、ニンジンの葉も同様)
根元(大根の部分)を1.5cmくらい残して切り、お皿に置いて切った面が浸るくらいの水を張る。水をよく吸うので、切らさないように気をつけて。まわりの古い葉が落ちて真ん中から新しい葉が育ち、14日程度で収穫可能。根元の部分がしぼむまで何度か繰り返し収穫できる。お味噌汁やスープの具に。花が咲くこともある。

●さといも
さといもを1/3~1/4くらいのサイズに切り、お皿に置いて切った面が浸るくらいの水を張る。5~6日で芽が出てきて、20日くらいで南国系の観葉植物のようなかわいらしい姿に成長する。鑑賞用の植物としてお部屋のインテリアに。

どの野菜も、育て方は1日1回水を換えるだけ。窓辺など風通しのよい明るい場所に置くのがポイントだ。

「使う量だけ収穫すればいいキッチン菜園は、野菜を買って余らせてしまうよりも経済的。好きな時に始められ、食べてしまえばいつでもやめられるのも気楽です。手間がかからないので忙しい方でもチャレンジできると思いますよ」と松田さん。

食べる以外でも、ちょっとしたグリーンが家の中にあると、仕事で疲れて帰ってきた時に癒されそう。お気に入りの器を使って、オシャレで美味しいキッチン菜園を始めてみては?
(有栖川匠)

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