おっぱいを板で挟んで検査するって聞くけど…

マンモグラフィーは微乳でも撮れる?

2015.04.29 WED


ちょっと痛そうな印象のマンモグラフィーですが、大きさにかかわらずそれほど心配は無さそう。年齢に応じて、必要な検査を受けるようにしましょう。 画像提供:ヤマトモ / PIXTA(ピクスタ)
新年度になり、会社などでは健康診断が行われる季節ですね。自分の健康状態に目を向けると、おのずと女性特有の疾患についても気になるもの。ところで、乳がん検診のひとつ「マンモグラフィー」は、おっぱいを板で挟んでレントゲン撮影をすると聞きますが、それって胸が小さくても撮影できるのでしょうか? 乳腺外科の専門医で、マンモグラフィー読影認定医の喜多久美子医師にお話しを伺いました。

「乳房が小さめだからといって、マンモグラフィーを撮影できないということはありません。検査の際には、乳房を少し引き出して検査用の板で挟みます。そのため、小さめの方のほうが痛みを感じやすいと言われますが、痛みの強弱は、乳房の固さなども関係してくるので、一概に小さいから痛いとも言い切れません」

では、胸の大きさによって、しこりなどが写りにくいということはあるのでしょうか?

「そもそも乳房は、主に脂肪と乳腺から成り、乳腺の密度が高いと白く写ります。がんも白く写るため、乳腺の密度が高い方はがんが発見しにくいケースはありますが、乳房の大きさとは関係ありません。一般的に、若い方は、乳腺が占めている割合が高いのでマンモグラフィーで異常が見つけづらいことがあります」

また、画像を使用した乳がん検診には、マンモグラフィーの他に超音波検査もありますが、どちらかの検査でしか写りにくい症状があり、単純に検査の精度の高さを比べることはできないそう。年齢に応じて検査法を検討したほうがよいようです。ところで、乳がん検診は何歳から受けるとよいのでしょうか?

「毎年受けたほうがよいのは40代以上です。20代では、そもそも乳がんにかかる人が非常に少なく、通常のマンモグラフィーによる検診では異常を見つけづらいことから、20代での毎年の乳癌検診の有用性は示されていません。ただし、家族に若くして乳がんや卵巣がんになった方がいる場合は、若くして乳がんにかかることがありえるので、お若いうちから定期的に検診をすることは意味があると思います」

定期的な検査はまだ早いかなと思う場合でも、月に1回、生理後などの胸の張りの少ない時期に、自分で胸を触ってみる自己触診を行うことはとても大切だそう。それによって何か異変を感じたら病院で詳しく検査をしてもらいましょう。

(相馬由子)

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