40男、至高の一皿を求める

探偵の裏話を肴に、ハードボイルドな夜に酔う

2015.05.20 WED


40男、至高の一皿を求める/探偵の裏話を肴に、ハードボイルドな夜に酔う/探偵Bar-ANSWER
フィリップ・マーロウ、木暮修、そして工藤俊作。これらの名前を聞いて懐かしく感じる人なら、足を運んで損のない店が六本木・芋洗坂の「探偵BAR ANSWER」だ。店名でもわかるように、現役の探偵がカウンターに立ち、相談や依頼もできるという唯一の店である。この地にオープンして13年、その一風変わったコンセプトから隠れ家的な空間として人気になっている。

■本格的なBarであると同時に探偵社

ハードボイルド小説ファンならご存じのように、昔から探偵とBarは密接な関係にある。2011年にも、東直己の小説を原作に、大泉洋・松田龍平主演で『探偵はBarにいる』という映画が公開された。ただし、多くのフィクションでは探偵は客にすぎないが、ここ「Answer」では探偵自身がバーテンダー。店では、統括マネージャーの萩原宏さんをはじめとする現役の探偵たちが日替りでカウンターに立っている。

「一般の方が探偵事務所に相談に行くのは勇気がいるもの。そこで、少しでも探偵にまつわるネガティブなイメージを払拭したいということもあり、『Answer』をオープンしたんです」

そう語るの萩原さん。「20~30代の女性のお客様をはじめ、女性を連れた40代男性の方も多くいらっしゃいます。お客様の相談に乗っているうちに、調査や工作を依頼されることもよくあります」。

■バーテン修行も積んだ現役探偵たちがお酒を提供

店内は、そうした突然の調査依頼に対応するために完全防音の個室を備えている一方、デート利用でも違和感のない瀟洒な内装。

酒類はカクテルを中心に、年代もののスコッチやバーボンが豊富に取り揃えてある。なかには、レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』に出てくるフィリップ・マーロウの台詞「ギムレットには早すぎる」など、元ネタを知っている人なら思わずニヤリとする名前のついたカクテルも。

ドラマ『傷だらけの天使』で萩原健一が演じた木暮修や、『探偵物語』で松田優作が演じた“工藤ちゃん”に憧れた40~50代にとっては、探偵の裏話に耳を傾け、ハードボイルドな世界に浸って飲む酒は格別なものになるはず。ただし、デートで訪れる場合は、同伴した女性に浮気を疑われ、その場で調査を依頼されたりしないようにご注意あれ。

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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