ストレスで胃が痛くなる人はご注意!胃痛のメカニズム

「胃が強い人・弱い人」何が違う?

2015.05.27 WED


wavebreakmedia / PIXTA(ピクスタ)
ストレスがたまると「胃が痛くなる」とはよく聞く話。でも、精神的なストレスがなぜ胃に影響を及ぼすのか? メカニズムを医師に取材してみた。

〈Q1.ストレスで胃が痛くなるのはなぜ?〉
ストレスで胃が痛くなるのは、胃と自律神経が密接に関わっているため。自律神経は強いストレスを受けるとバランスを崩してしまい、そこから指示を受ける胃の働きも正常ではなくなってしまう。結果として、胃の粘膜の抵抗力や胃酸の量が適切でなくなり、胃を傷つけてしまう。

〈Q2.ストレスで胃が痛くならない人もいるのはなぜ?〉
同じようなストレスにさらされても、胃が痛くなる人とならない人がいるが、両者を分ける要因のひとつは、やはり自律神経にあるともいえる。ストレスにより自律神経のバランスが崩れやすい人は胃の不調を感じやすく、バランスが崩れにくい人は不調になりにくい。

〈Q3.胃の強い人・弱い人の違いは?〉
ストレスで胃が痛くなる・ならないも含め、胃の強さを左右する要素が「ピロリ菌の存在」。ピロリ菌は、人間の胃の中に生息する細菌。これが繁殖していると粘膜が傷つけられてしまうため、わずかな自律神経の乱れでも痛みを感じるようになる。つまり、ストレスが胃に表れるかどうかは、自律神経の強さと、胃の中のピロリ菌の有無が大きく影響する。

〈Q4.ピロリ菌がいると何が問題?〉
ピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気を生む要因とされており、感染しているかどうかで、胃の粘膜の抵抗力や胃酸の量が大きく変わる。ピロリ菌がいる人は粘膜の抵抗力が弱く、胃酸の分泌能力も低いとみられている。

〈Q5.胃の不調を改善するには?〉
ストレスによる胃の痛みはもちろん、胃もたれや消化不良など、胃の不調を少なくするためにはピロリ菌の除菌が有効。その上で、深呼吸や半身浴などによりリラックスする時間を増やし、自律神経のバランスを保つ努力をすること。訓練により胃の能力を高めたり、自律神経を鍛えたりするのは難しいので、常にリラックスした生活を心がけることが大切。

〈Q6.ピロリ菌は除去できる?〉
ピロリ菌の除菌は、抗菌薬を1週間服用するだけで行える。保険の適用は病気により異なるが、今では慢性胃炎でも保険で除菌ができるので、普段から頻繁に胃の不調を感じている人は、一度検査してみてもよいかもしれない。

当然のことながら、胃の能力も加齢により衰えていく。いつまでも若い時と同じような食事・生活習慣を続けていると、胃がダメージを受けてしまうので、ご注意を。

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