ホンモノは、みんなの意識を変える!?

社会を動かす「メジャー」の力!

2015.05.27 WED


エコ意識を世に浸透させてくれたハイブリット車のプリウス。エコブームのスタートから、2015年の今も、エコの代表的なアイテムとして活躍し続けています。
年間を通して様々なシーズンイベントがありますが、中にはイベントにとって欠かせないアイテムも多く存在しています。

「バレンタインデーのチョコレートやホワイトデーのキャンディー、節分の恵方巻など、シーズンイベントやブームに合わせ、メジャーになったアイテムは枚挙に暇がありません。多くの消費者に、企業側からの新たな試みを知ってもらい、その提案に納得してもらえれば、メジャーな商品として受け入れられます。最近ではFacebookやTwitterといったSNSを通して爆発的に口コミが広がり、一気にメジャー化を果たすことも決して不可能なことではなくなってきているのです」

そう話すのは、マーケティング・コンサルタントの安部徹也さん。イベントの定番アイテムのなかには、自然発生的に生まれたものではなく、企業側の仕掛けから誕生するものも少なくないようです。

「興味深いエピソードとして語り継がれているのが、土用の丑の日のうなぎです。江戸時代、平賀源内が知り合いのうなぎ屋に、夏の期間に閑古鳥の鳴くお店の売上アップを相談されたところ、“本日丑の日”と書いて店先に貼ることを提案します。当時は、『丑の日に“う”のつく物を食べると夏バテしない』という考えが広く浸透しており、平賀源内は、この習慣を“うなぎ”につなげることを思いついたのです。結果、多くの顧客が来店して看板を掲げた店舗は大繁盛。この成功事例を聞きつけた他のうなぎ屋も同じことをすることによって、土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣が全国的に定着しました」

イベントごとにビジネスチャンスを見出す考え方は、昔からあったワケですね!

「最近ではブームに乗って大きく売上を伸ばす企業も増えています。その典型例がトヨタのプリウスだといえるでしょう。ガソリン価格の高騰や、環境にやさしい製品が支持されるエコ意識が高まり、燃料費がかからず地球温暖化の原因ともなる二酸化炭素を排出しない自動車が求められる大きな流れのなかで、このような時代の要請に対し、トヨタが技術の粋を集めて一つの答えを出した製品がプリウスであり、投入から常に進化を遂げながら、エコブームの追い風を受けて爆発的なヒットにつながっていきました」

確かに「エコ」と聞いて連想されるもののなかに「プリウス」はまず入ってくるアイテム。エコ意識の高いハリウッドセレブたちが、プリウスに乗っている様子がニュースになっていたこともありましたね。

「企業側からの新たな提案や時流に乗った製品が顧客の支持を受けることができれば、企業側は比較的楽に売上を伸ばすことが可能になります。ただ、企業側からの提案が常に成功するわけでないことも事実です。逆に失敗する確率の方が高いといえるでしょう。ですから、プロモーションなどに多額の費用をかけて成功を目指す場合には、失敗した時の損失を計算に入れながらチャレンジしていかなければならないといえるでしょう」

ライフスタイルを充実させてくれるだけでなく、自然環境にもプラスとなるエコの「メジャー」アイテムとして、プリウスが今も活躍し続けているのはうれしいですね。エコ意識を盛り上げてくれるプリウスのデビューは1997年。20年近く、自然にやさしいハイブリット車として続いてきたその歴史を、今後もさらに伸ばしていってほしいところです!

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト