もうベタベタ塗る必要はない? 医師に実力を取材

話題!「飲む日焼け止め」効果は?

2015.05.28 THU


効果の高い飲む日焼け止めが誕生したら、海やプールで塗り直す手間が省けるかも…? 画像提供:Valua Vitaly/PIXTA(ピクスタ)
空から降り注ぐ日差しが、徐々に強くなってきた。女性はもとより、最近は男性でも、日常的に日焼け止めを塗り、紫外線対策をしている人が少なくないという。ただ、毎朝欠かさず日焼け止めを塗ったり、汗をかくたびに塗り直したりするのは面倒。そこで2013年頃から一部で注目されているのが、「飲む日焼け止め」なるものだ。

もともと「飲む日焼け止め」は、欧米人向けに開発されたもので、日本では輸入品が流通していた。しかし、最近になって国内メーカーがアジア人向けに開発し、製品化したものも登場。はたして効き目はどの程度あるのだろうか? よしき皮膚科クリニック銀座の院長・吉木伸子先生に教えてもらった。

「海外のものではありますが、複合抗酸化剤(飲む日焼け止め)を健常者に7週間にわたり摂取させたところ、日焼けの症状を軽減できたという実験データがあります。もちろん、人体に害を及ぼすこともありませんでした。ただし、塗るタイプの日焼け止めと比べると効き目は弱く、SPFに換算すると1.2程度となります」

一般的な「塗る日焼け止め」は、低くてもSPF15程度であるため、「飲む日焼け止め」の効果はかなり限定的であることが推測される。

「現状では、飲む日焼け止めだけで十分な紫外線対策ができるとはいえません。塗る日焼け止めや帽子、日傘をメインにして、補助的に使うといいでしょう」

たしかに、塗るタイプと併用することで、多少はプラスの効果が期待できるかもしれない。ただ、やはり併用するのは面倒だし、できれば塗るタイプ並みの効果を期待したいところ。今後、さらに効果の高い製品が出てくることはあるのだろうか?

「断定的なことは言えませんが、可能性としてはあると思います。紫外線対策に対する意識は、国内でも年々高まっているので、飲む日焼け止めも分野として拡大していくかもしれませんね」

効果の高い「飲む日焼け止め」が製品化されれば、お手軽なことは間違いない。今後の開発に期待しよう。
(有竹亮介/verb)

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