換気扇の修理、電球の交換etc.

管理人へのお願い どこまで可能?

2015.06.11 THU


部屋の換気扇やエアコンが壊れたり、天井の電球が切れたり。マンションに暮らしていると、「これって管理人さんに頼んでもいいんだっけ?」と迷うこともしばしば。そこで、マンション事業に詳しい住宅コンサルタント・平賀功一さんに管理人さんの業務について聞いてみた。

「管理業務は分譲と賃貸とで異なってくるのですが、分譲マンションの場合、“専有部分”と“共用部分”のうち後者の“共用部分”に関する管理業務が管理人の業務対象範囲となります。つまり、“専有部分”は文字通り、その住人の持ち物(所有物)ですから、換気扇が壊れようが電球が切れようが、すべて所有者本人が自己責任で管理しなければなりません」

なるほど。分譲の場合は賃貸と違い、専有部分に関しては自分で直さなくてはならないということだ。では、共用部分の管理業務とは具体的にどんなことを指すのだろうか? 平賀さんによると、物件により異なるものの、一般的な業務は大きく5つに区分されるという。

(1)受付業務
外部訪問者やマンション居住者の応接、電話の応対、各種届け出書類の受理など
(2)点検業務
建物や設備の汚泥・損傷ならびに作動状況の点検、照明の点灯・消灯など
(3)立会い業務
マンション内の共用施設における保守点検の立会い、ゴミ収集の際の立会いなど
(4)報告連絡業務
居住者間のトラブルやクレーム発生時の報告、火災や事故が発生した際の連絡など
(5)管理補助業務
防火管理業務の補助、未収金に関する督促業務の補助など

こうして見ると、目立たないところでいろいろと管理してくれていることが分かる。ちなみに、この5つに入っていない清掃や警備は本来の業務ではなく、専門の掃除スタッフ(管理人が兼務する場合もある)や警備会社の従業員が行っているのだそう。

「とはいえ、1人暮らしの高齢女性のお宅からは電球交換の依頼を受けることも少なくありません。自転車のタイヤに空気を入れるのを手伝ってほしいと言われた、などの事例もあります。もちろん業務外ですが、管理人によっては対応してくれることもあるようです」

確かに、住人側としては、つい何でも屋さん的にあれこれお願いしたくなってしまうもの。でもそれは、仮に引き受けてくれたとしても、あくまで管理人さんの好意によるものなんですね。では、管理人さんと上手に付き合うには?

「管理人さんも人の子ですから、感じよく挨拶されればうれしいものです。まずは、『毎日ごくろうさま』という感謝の気持ちを伝えることからはじめてみるといいですよ」

思い起こせば、ゴミ出しなどすっぴんで遭遇することが多く、下を向いてぼそっと挨拶している私。困った時のためにも…、これからは笑顔で挨拶します!
(斉藤陽子)

※この記事は2011年10月に取材・掲載した記事です

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