心臓を守るために左の胸のほうが筋肉が発達している?

「おっぱいは左が大きい」説の真相

2015.06.10 WED


bart78 / PIXTA(ピクスタ)
人間の体は左右対称にできているかというと、必ずしもそうでもない。何かスポーツをやっていれば利き腕の方が太くなりがちだし、筆者の場合、日頃の姿勢の悪さが原因で、整体師から左右の足の長さが違うと指摘されたこともある。

女性の場合、おっぱいの大きさが左右で微妙に異なる人も多い。これは女性自身も実感しているだろうが、男同士が集まってその手の話になると、「女の子のおっぱいは左の方が大きい」という証言をよく耳にする。

一説によると、人間の体は大切な心臓を守るために、左側の胸のほうが右側より筋肉が発達して厚くなる…なんて噂もある。そういえば男である筆者も、微妙に左の胸板の方が厚い気がするが…。だが、はたしてこの噂は本当なのか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に取材した。

「まず、人間の体が大切な臓器を守る構造になっているというのは事実で、実際に心臓は厚い大胸筋の下に位置し、何本もの肋骨や鎧のような胸骨によってガードされています。しかし、左右の胸を比較した場合、左の方が大きくなるよう先天的にプログラミングされているかというと、これは医学的な根拠のない都市伝説というしかありません」

須田先生自身、左の胸板の方が厚いよう自覚しているというが、なぜこれほどまでに「左の胸の方が大きい」と感じている人が多いのか。

「ひとつの仮説としては、右利きの人が圧倒的に多いことに原因があるのかもしれません。多くの人は右半身をよく使うため、右側の大胸筋が“引き締まって”おり、結果として左胸の方が“ふっくら”していることから、このような俗説が生まれたのでは?」

なるほど。たしかに、ベンチプレスを経験したことがある人ならおわかりの通り、大胸筋とは押す動作を司る筋肉で、日常的に使われる部位だ。つまり、左が大きいのではなく右が小さい。頓智のような仮説だが、これはこれで説得力があるかも!?
(友清 哲)

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