大人のための最新自動車事情

星空の下、ドライブインシアターで映画鑑賞

2015.06.18 THU


大人のための最新自動車事情/星空の下、ドライブインシアターで映画鑑賞
若いころに「ドライブインシアター」で女性とデートしたことのある40代男性なら、甘酸っぱい思いがこみ上げてくるかもしれない。古き良き時代に、アメリカの若者の間で爆発的人気となり、日本でも80~90年代に流行したドライブインシアターは、長らく“失われた文化”となっていた。だが、昨年から今年にかけて、期間限定でたびたび復活。懐かしさとともに、40男の新たなドライブスポットとして注目を集めている。

■昔の流行を知らない20~30代女子たちにも大人気

ドライブインシアターを復活させたのは、「DiT JAPAN」というクリエイションチームだ。昨年秋、日本有数のモーターシティである静岡県浜松市で「ドライブインシアター浜松」を開催したのを皮切りに、今年4月にも相模原市で「ドライブインシアター in 相模湖」を3日間限定で開催。3大映画祭で絶賛されたグザヴィエ・ドラン監督の新作を上映し、大盛況のうちに幕を閉じた。

「キャパ的には60台ほどで満車になってしまう会場でしたが、昔のドライブインシアターを体験したことのある40代のご夫婦から、まったく未知の20代の大学生まで、幅広い層に来ていただけました」。そう話すのは「DiT JAPAN」代表の伊藤大地氏である。

「とくに印象的だったのが、昔のドライブインシアターを知らない20~30代の女性のお客様が多かったことです。車内での観賞はもちろん、車のルーフに乗って観ているカップルもいたりして、みなさん思い思いのスタイルで楽しんでいました」

■クルマという密室で女性と映画を観る最高のシチュエーション

駐車場に巨大なスクリーンを設置し、クルマに乗ったまま映画を観るドライブインシアターは、1950~60年代にアメリカで人気となったカルチャーである。全盛期には、全米に4000カ所以上もあったといわれる。日本でも高度経済成長期後のクルマの普及とともに人気となり、90年代初めには全国に数十カ所のドライブインシアターが存在した。ところが、映画がフィルムからデジタルの時代になると、日没後しか上映できない、収容人数が少ない…などの理由で徐々に数を減らし、最後のひとつとなっていた神奈川県大磯町の施設も2010年に閉鎖。最近では、映画やドラマのワンシーンでも目にすることがなくなっていた。

しかし、一度でも体験したことのある大人の男なら、星空の下、助手席の女の子とともに、カーステレオのFMラジオで音声を聞きながら映画を観るという、あのなんともいえない濃密な時間を覚えていることだろう。ドライブインシアターでは、クルマのなかで映画を観ている2人も映画のワンシーンとなるのだ。

幸いなことに、「DiT JAPAN」は今後も全国のさまざまな場所でドライブインシアターを継続的に開催していくという。クルマという密室で女性と2人きりで映画を観る最高のシチュエーションを味わったことのない方には、ぜひ体験してみることをおすすめしたい。その先に、映画のラブストーリー同様の展開を期待しつつ。

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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