食べても肌ツヤが良くなるわけじゃない!医師が語る真相とは

コラーゲンでお肌プルプル…は嘘?

2015.06.20 SAT


コラーゲンたっぷりの豚足 terumin K / PIXTA(ピクスタ)
肌によくて、なんだかプルンとしたもの、というイメージがある「コラーゲン」。肌ツヤとかアンチエイジングに関係があるといわれるが、実際のところ「コラーゲン」とは何者なのか? 医師に取材したところ、こう語ってくれた。

「コラーゲンとは、タンパク質の一種。皮膚だけでなく、血管や骨にも存在しています。コラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋める“細胞外マトリックス”という働きをしていて、細胞同士をつないでいるんです。ただ、加齢が進み、その働きが弱まると、シワやたるみの原因になります」

となると、やはりアンコウや鳥の皮など「コラーゲンたっぷりの食材」を食べれば、お肌がプルプルになって、若かりし日の肌ツヤが戻ってくるのだろうか? 

「残念ながら、経口摂取で肌が潤う、という科学的な根拠はありません。コラーゲンは、とても大きなタンパク質なので、体内で分解されず、腸管からは吸収されにくいんです。豚骨スープや魚の煮こごりなど、様々な食品にコラーゲンは含まれますが、食べただけで皮ふに効果があるとは考えにくいですね。普段の食事に加え、サプリメントでコラーゲンを摂取する人もいますが、過剰に摂りすぎると、アレルギー症状が出る人もいるんですよ」

経口摂取しても意味がないうえ、摂りすぎてアレルギーになるかもしれないなんて、残念すぎる!

「ただし、コラーゲンに保湿性があるのは確か。直接肌に塗れば、肌の表面の水分は維持できるので、コラーゲン入りの化粧水は、理にかなっていますね。また、最近注目されているのが『コラーゲンペプチド』。コラーゲンを小さく分解したペプチドなら、経口摂取でも体内に吸収されるかもしれない、という説も出てきています」

しかし、どのようなメカニズムで、ペプチドが人に作用するのかわからない部分が多く、まだ研究途上だとか。いずれにせよ、「コラーゲンたっぷりの××を食べて、お肌がプルプルに!」というキャッチコピーは残念ながら眉唾の可能性大。女性の皆さん、ご注意を。

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