専門家が警告!「危険な虫ワースト5」の予防&対処法

夏キャンプ 「危険な害虫」1位は?

2015.07.07 TUE


見るからに獰猛そうなオオスズメバチ 007taka / PIXTA(ピクスタ)
夏休みに、キャンプやハイキング、渓流釣りなど、“山派”のアウトドアを計画中のみなさん。人体に危害を加える「虫」の存在が気になっていないだろうか? 毎年夏になると、被害がさかんに報道され、死亡例も聞こえてくる。専門家が「特に危険」とする5つの害虫と、その対処法をご紹介しよう。

【夏のアウトドアで危険な害虫5選】

■1)オオスズメバチ
危険度No.1は定番のスズメバチ。毎年20件ほどハチによる死亡事故が発生しており、その件数はクマやサメによる被害より多い。なかでも「オオスズメバチ」は、他のスズメバチと比べても突出した攻撃力をもつ。また、土の中に巣を作ることが多く、うっかり足をつっこんでしまうと数百のハチが、一斉に襲いかかってくる! 巣の近くでは、大きなハチが飛んでいるので、見つけたら迷わず退却すべし。

■2)チャドクガ
被害の数は最も多いと考えられているのが、「チャドクガ」によるかぶれ。成虫は6~7月と10月に出てくるが、幼虫やさなぎも含め、生涯を通して毒針を持つ(成虫は鱗粉もかぶれの原因に)。羽化した後のサナギの殻に触れても、かぶれるというのだから、なんとも嫌な存在だ。チャドクガは、チャノキやツバキに付き、街中でもよく見られるため、被害を100%防ぐのは難しい。かぶれた手で首や顔に触れると、触れた箇所に被害が拡大する。

■3)マダニ
感染症を媒介するダニで、国内での死亡例も報告されている。九州から北海道まで、あらゆる山林に生息しているので、山でのアウトドアを楽しむ以上、完全に避けることは難しい。
マダニは、ズボンと靴下の間などから衣服の下に侵入し、肌のやわらかい部分にかみつく。あまり現実的ではないが、裾や袖から侵入されないよう、完全武装するくらいしか、防ぐ手はなさそうだ。ただし、すべてのマダニが感染症を持っているわけではないので、危険な個体と遭遇する確率は低い。マダニは頭を突っ込んで皮膚を突き破り、3mm程度の体が10mm程度までふくれあがる。噛まれたことはわかりやすいので、発見したら病院へ直行しよう。

■4)ミツバチ
かわいらしいイメージのミツバチだが、返しの付いた針で人体を刺し、針ごと毒袋を残していく。毒が体内に入り、人によっては相当腫れることになるので要注意だ。
また、クマやイノシシなどのほ乳類を攻撃対象としており、街中でよく見かけるアシナガバチなどよりも、性格は攻撃的。特に、巣の近くでは、できるだけ刺激しないよう、ゆっくりと離れよう。

■5)アオバアリガタハネカクシ/アオカミキリモドキ
どちらも、体液が人体に付くと、強いかぶれや水ぶくれを引き起こす。アオバアリガタハネカクシは水田や湿地、アオカミキリモドキは樹林に生息。強烈な炎症を起こすので、皮膚科での診察を受けるのが◎。

ガや羽虫などの小さな昆虫は、乱暴に払い落としたり、つぶしたりしないように注意すると、リスクを抑えられる。また、ハチは髪の毛を動物と間違えて狙ってくるので、頭に白っぽい帽子をかぶったり、タオルを巻いたりするだけでも有効だとか。万が一、刺されたり、噛まれたりしたら、擦らずに水で洗い、そっとしておくのが無難な応急処置だ。
(小越建典/アバンギャルド)

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