ストレスたまると臭いがキツくなる?医師に真相を直撃!

「体臭のもとはストレス」説の真相

2015.07.13 MON


ストリーム / PIXTA(ピクスタ)
発汗量の多いこの季節。満員電車で見知らぬサラリーマンと密着した時、すえた臭いに思わず「うっ…」とひるむことがしばしばある。人の振り見て我が振り直せ。小まめにボディペーパーなどで体を拭うなど、体臭ケアにはしっかり気を配りたいものだ。

ところで、一説に“ストレス”が臭いのもととなると聞く。ストレスとなかなか無縁でいられないビジネスマンにとって、これが事実ならけっこう深刻。新宿ライフクリニックの須田隆興先生に検証してもらおう。

「まず、発汗が体臭の原因になるのは事実です。人間は体中に汗腺を備えていますが、なかでも『アポクリン腺』という汗腺は、とくに臭いのある汗を出す器官として知られています。このアポクリン腺は主に、脇の下や乳輪、外陰部に集中しているもの。腋臭症、つまりワキガが起こるのはこれに原因があります。しかし、何らかの精神的ストレスが、こうした汗腺の種類を問わず汗を臭くするということは、医学的には考えられません」

つまり、ストレスで体臭が臭くすることはないということだ。しかし――。

「何らかの理由で緊張状態に置かれた時に、発汗量が増えることはあり得ます。それによりアポクリン腺からの発汗が増えれば、自ずと体臭を悪化させる一因となりますよね」

ちなみに脇の下というのは、毛が密集し、さらに密封された部位であるため雑菌を繁殖させやすく、それがさらなる悪臭を招くことにつながっていると須田先生は解説する。だから、脇の下をケアするだけで、だいぶ体臭を抑えられるはずなのだ。

「夏場はとくに脇の下の洗浄を念入りに行い、日中もできるだけ頻繁に拭くことをお勧めしたいですね。あるいは、可能ならいっそ脇毛を剃ってしまうというのも、細菌の繁殖を抑える意味では有効です」

そもそも、何か問題を抱えて汲々としていると、つい身だしなみチェックを怠りがちなもの。ストレスフルな時ほど、落ち着いて自身を見直してみてはいかがだろう。
(友清 哲)

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