正しい測り方や測るタイミングは?

起床後だとNG?基礎体温の測り方

2015.07.16 THU


季節によっても体温は変化してしまうもの。あまり神経質にならないほうが良いそうです 画像提供/kiko / PIXTA(ピクスタ)
女性の体調管理の基本と言われる基礎体温。ちゃんとつけたいけれど、朝、目覚めてから起き上がる前でないと正確に測れないといいますよね。でも、習慣づく前はついつい起き上がってしまいそう…。そうなるともう測っても意味はないのでしょうか? 基礎体温の測り方について、イーク丸の内・表参道の婦人科医・堀出由里医師にお聞きしました。

「やはり朝起きてすぐ、基礎体温計を使って、横になったまま舌下で測るのが基本。できるだけ、毎日同じ時間に測るのが理想ですが、そこまで神経質にならなくてもいいでしょう。時には夜更かしをして朝起きるのが遅くなることもありますし、朝起きたらどうしてもすぐトイレに行きたくなってしまうこともありますよね。その場合は、トイレに行った後でいいので測りましょう」

様々な要因で基礎体温は変化してしまうもの。前日に飲酒した場合も基礎体温は上がるのだとか。そのため、起床時間がいつもより遅かったことや、前日お酒を飲んだことなどは、基礎体温表に記録しておくのがよいそう。また、基礎体温の変化には、かなり個人差も。

「基本的に基礎体温は、排卵があると上がって高温期になり、その後生理が始まると低温期に入ります。ただ、そのように理想的なサイクルになるとは限りません。体温が上がる数日前に排卵している人もいれば、体温が上がりかけてから排卵する人もいたりするし、そもそも寝室の温度や体調によってもすぐ変化してしまう。そのため、数カ月間以上記録し続けることが必要ですね」

これくらいの期間チェックすれば、高温期と低温期に分かれているかどうか、つまり排卵があるかどうかはわかるそう。生理はあるのに基礎体温が低かった場合、無排卵性月経(無排卵周期症)の可能性があるので、治療が必要になるケースもあるそうです。ちなみに、どんな人が基礎体温をつけておいたほうがいいのでしょうか?

「特に月経不順の方はつけてみるべきですね。つけてみることで、周期は毎月バラバラでも、ちゃんと排卵があるかどうか確認できます。排卵があり、月経不順以外の不調は無く、ホルモンに異常も見られないなら、その場合は経過観察になります。一方、基礎体温をつけて排卵がないことがわかった場合は、今すぐ妊娠の希望がないなら、低用量ピルやホルモン剤の服用を勧めます。無排卵の場合、子宮内膜がきちんと剥がれず、過剰に増殖してしまうので、将来的に子宮体ガンのリスクが上がるんです。そのため、これらの薬を使ってきちんと内膜を剥がしてあげるようにします」

もし妊娠希望がある場合は、排卵を促す治療が行われるそう。いずれにせよ、月経不順を放置しないことが大切とのこと。自分の体の様子を把握するためには、ストレスを感じない範囲で基礎体温の計測を続けていきたいですね。

(相馬由子)

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