酔いやすい食べ物・酔いにくい食べ物はホントにある?

「乗り物酔いに効く食べ物」の真相

2015.07.21 TUE


「自分で運転すると乗り物酔いしにくい」のは、脳内の位置情報と視覚情報のズレが起こりにくいから…なんだとか 写真/PIXTA
旅行シーズンの夏、移動中に乗り物酔いをしてしまいゲッソリ…なんてことは大人になってもあるもの。乗り物酔いを防ぐにはどうすればいいのだろうか。専門家サーチサイト、「All About」の「家庭の医学」ガイドである医学博士、清益功浩医師はこう話す。

「乗り物酔いは、平衡感覚を司る役目をしている三半規管の乱れによる問題です。自分は車内でじっとしているのに、目に飛び込んでくる情報は動いている状態のとき、正常な場合は自律神経が“脳内での情報”と“視覚情報”のズレを修復してくれます。しかし、二日酔いで前日のアルコールが残っていたり、睡眠不足だったりして自律神経のバランスが崩れると、乗り物酔いしやすくなってしまいます。子どもが乗り物酔いしやすいのは、三半規管が未熟であることが原因に挙げられます」

対策として、「乗り物酔いに効く」といわれている食べ物や飲み物をドライブのお供にしている方もいるだろう。しかし、それらは本当に効果があるのだろうか? “乗り物酔いに効く食べ物の真相”についてうかがった。

●噂1)チョコを食べると乗り物酔いしにくい? →本当
「チョコを食べると血糖値が上がり、脳の機能が活性化します。乗り物酔いは脳内の情報と視覚情報のズレから起こるため、脳が活性化するとズレの修復を手助けすることにつながり、乗り物酔いしにくくなると言えるでしょう」

●噂2)梅干しは乗り物酔いに効く? →△
「梅干しは、酸味によって唾液が出ることで、耳管の機能が良くなり、三半規管の機能を活発にします。しかし、梅干しによる塩分の撮り過ぎによって血圧が上昇し、頭痛を引き起こす場合があるため、人によっては気分が悪くなってしまうこともあり、乗り物酔い対策として万能とは言えません」

●噂3)みかんなどの柑橘類を食べると乗り物酔いしやすい? →△
「みかんなどの柑橘類に含まれているクエン酸は胃を刺激してしまい、吐気をもよおしてしまうことがあるのです。また、人によっては腸管の動きを活発にしてしまうため、胃腸の調子が悪いときに食べると、下痢や嘔吐がさらにひどくなってしまうことも。みかん自体が乗り物酔いを引き起こすわけではありませんが、控えたほうがよいでしょう」

「基本的には、自律神経の調子を整えること、リラックスすること、胃腸の調子を整えることが、乗り物酔いを防ぐ対策です。上記で挙げたものはあくまでケースバイケース。自分に合ったものを見つけてください。また、あまり知られていませんが、生姜は胃の調子を良くしてくれるので、個人的にオススメです」

生姜が効くとは意外! 生姜の飴や生姜湯を水筒に入れて持っていくのもよさそうだ。

移動中ですらワクワクできる快適な旅になるよう、自分に合った早めの対策を!
(姫野ケイ)

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