「金の切れ目は縁の切れ目」「金は天下の回り物」etc.

独身男が共感するお金のことわざ10

2015.08.01 SAT

世論調査


様々なことに喩えられるお金。今回は主に、お金の使い方や付き合い方について言及したことわざを選択肢とした 画像提供/AH86 / PIXTA(ピクスタ)
なくてもあっても悩みが尽きないのがお金。どのように付き合うかが人生を大きく左右するため、巷にはノウハウ本があふれ、古くから数多くのことわざが存在する。そこで、「確かにその通りだな」と思うお金に関することわざは何か、人生設計を考える時期にある20~30代の独身男性会社員200人にアンケートを行った。

〈「その通り!」と共感するお金のことわざTOP10〉
(全16の選択肢から、1~3位を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)
1位 金の切れ目が縁の切れ目 234pt
2位 金持ち喧嘩せず 158pt
3位 いつまでもあると思うな親と金 137pt
4位 金は天下の回り物 129pt
5位 安物買いの銭失い 110pt
6位 一銭を笑う者は一銭に泣く 102pt
7位 朝寝坊は貧乏のもと(もしくは「早起きは三文の徳」) 93pt
8位 悪銭身に付かず 72pt
9位 地獄の沙汰も金次第 41pt
10位 親子の中でも金銭は他人 30pt

※番外編
11位 辛抱する木に金がなる(辛抱強くコツコツ励めばいつかは成功し財産が持てるようになるということ) 27pt
12位 明日の百より今日の五十(大きな話に乗るよりも、わずかでも今日確実に手に入るほうを受け取るのが賢明であるということ) 22pt

元は遊女と遊客の関係をさしていたともいわれる、なんともドライな「金の切れ目が縁の切れ目」がダントツの1位となった。そのほか、トップ10のほとんどが、お金がないことの厳しさを強調することわざだった。それぞれのことわざに共感する理由を、体験談も交えて語ってもらった。

【1位 金の切れ目が縁の切れ目(金銭だけで成り立つ関係は、お金のあるうちはちやほやされるが、お金がなくなると終わりとなってしまうこと) 234pt】
「ビジネスに成功した時は周りがチヤホヤしますが失敗をすれば離れるという話をよく聞くからです」(36歳)
「お金でもめると縁が切れるというのは経験がある」(30歳)
「個人的な付き合いだけでなく仕事においても補助金や値引きなどがなくなると関係が切れてしまうことが多く、日頃このことわざ通りの状況を実感することが多いから」(27歳)
「ことわざの通り裏切られたことがあるため」(26歳)
「金目当ての付き合いも実際目にすることがあるから」(24歳)

【2位 金持ち喧嘩せず(喧嘩は損をしても得はしないと金持ちは知っているので、人と争うようなことはしないということ) 158pt】
「生まれながらに金持ちの人の場合は余裕があるので落ち着いているし動じない」(32歳)
「使いきれないお金があると人間は心が広くなると思う」(38歳)
「貧乏人はカネのことですぐけんかする」(36歳)
「金持ちは、クレームを言わない」(37歳)

【3位 いつまでもあると思うな親と金(親と金はいずれなくなるものなので独立心を持ち倹約すべしということ) 137pt】
「親は生まれた時からあるものなのでありがたみを実感する場面が少ないから」(39歳)
「父が急逝して家族の大黒柱としての存在の大きさと、家族を経済的に支えていた偉大さを身にしみて感じた」(28歳)
「年齢が上になってくればくるほど身に染みることわざだとおもいます」(35歳)

【4位 金は天下の回り物(お金は世の中を回っているものだから、いつかは自分のところにもやってくるかもしれないので、貧富は決まったものではない) 129pt】
「いつかは回ってくると信じたい」(31歳)
「使ったお金は、自分に返ってくるから」(34歳)
「社会人で生活している上で、チャンスは誰にでもあるとつくづく感じるから」(30歳)

【5位 安物買いの銭失い(値段の安いものは質が悪いから結局買い替える羽目になり、かえって高くついて損をするということ) 110pt】
「よく経験するので」(32歳)
「安物は壊れる」(35歳)

【6位 一銭を笑う者は一銭に泣く(わずかなお金を粗末にする者はわずかなお金のために泣くことになるということ) 102pt】
「お金を失ってはじめてお金のありがたみをかみしめる思いをするから」(25歳)
「1円をおろそかにして大きな失敗をしてしまったことが多いから」(38歳)

【7位 朝寝坊は貧乏のもと(もしくは「早起きは三文の徳」)(朝寝坊しているようでは損することも多くなり、貧乏になって生活にも窮するようになる) 93pt】
「仕事ができる人、会社を経営している人は時間をしっかり守る人が大半だと思うから」(29歳)
「朝の時間は有意義だから」(28歳)

【8位 悪銭身に付かず(不当な手段で得た金銭は、とかくつまらないことに使ってしまい残らないもの) 72pt】
「ギャンブルで得た金は無駄遣いしてしまう」(26歳)
「不要買いをしてしまいがちなので」(34歳)

【9位 地獄の沙汰も金次第(金のチカラは万能であるということ) 41pt】
「困っても金で解決できる事があるから」(31歳)
「人生、大概のことは金で何とかなる」(31歳)

【10位 親子の中でも金銭は他人(たとえ親子の間柄でも金銭に関しては他人と同じようにけじめをしっかりつけるべきだということ) 30pt】
「親子であっても考えが違えば、それを尊重し合う方が良い」(38歳)
「家族だからといってだらしなくすると管理面とかもだらしなくなるし浪費とかしそうだから」(30歳)

お金が人間関係や性格と強く結びついていることを指摘する声が多かった。日々、お金の大切さや、持つものと持たざるものの違いを身にしみて感じている人が多いようだ。

経団連によると、今年は3年連続で大手企業の夏のボーナスが増え、組合員の平均妥結額は89万2138円となった。「金は天下の回り物」とすでに使い切ってしまった人もいれば、「いつまでもあると思うな親と金」と、きっちり貯金に回した人もいるだろう。このランキングを参考に、あらためて手元にあるお金の使い道を考え直してみてはいかがだろう。

(田中 薫)

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