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実は脳卒中の場合も!勘違い熱中症に注意

2015.08.18 TUE


日中、たくさん日に浴びて、吐き気やめまいなどの症状を訴えた場合、この時期、多くの人は熱中症であることを疑うだろう。しかし、実は熱中症ではなく脳卒中の症状である場合もあり、勘違いから命を落とすケースも増えている。

脳卒中はがん、心臓病に次いで多い死因。寒い冬場に、浴室などで起こりやすいイメージがあるが、国立循環器病研究センターが2008年から2011年の脳梗塞(脳卒中の1種)患者数を季節別に集計したところ、夏が529人、秋が500人、冬521人、春505人と、実は6月から8月の暑い時期に発症者が多いことがわかった。

なぜ、夏に患者数が増加するのか? その理由は、やはり、暑さが関係している。暑さによって発汗量が増えると血液中の水分が減り、血液がドロドロと粘性を帯びやすくなる。その結果、血液が流れにくくなり、脳内の末梢血管に血栓(血の固まり)などがあると詰まりやすくもなるのだ。

また、暑さによって温度が上がると、体内の熱を放散すべく末梢血管が拡張。対し、体内の血液量は変化しないため、脳や心臓へ運ばれる血液量と速度が低下する。これも、脳卒中が起きやすい要因のひとつだ。

●水分が体に浸透するには20分程度必要!
では、夏に暑さによって脳卒中を起こさないために、未然にできることはないのか? 調べてみると、やはり水分補給を行い、血液をサラサラにしておくことが未然防止策。

しかし、その方法には注意。水分を摂取後、その水分が体全体に浸透するには20分程度かかるという。つまり、水を飲んでも血液の流れがすぐに良くなるわけではなく、発汗にかかわらずこまめに水分補給をすることが重要だ。

また、日中だけでなく、睡眠時の水分補給も要注意。人は就寝時にコップ一杯程度の汗をかく。熱帯夜の場合、発汗量はこれ以上になることもあるからだ。就寝時の血圧は低下傾向にあり、血液の流れも遅いため、血栓ができやすい状態にある。暑い夜、水を飲みに起きるのも面倒になってしまうこともあるが、寝る前に充分な水分を摂り、枕元に水を置くなどして水分補給を忘れずに。

夏は想像以上に体力を消耗しやすい。たくさん遊んだあとは、ゆっくり休むことも大切。もしも自分や子の体に不調を感じたら、自己判断せずに病院へ行き、適切な対処をするようにしよう。
(文・奈古善晴/考務店)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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