花火大会の思い出をスマホに残したい!

スマホで花火を上手に撮るコツ6選

2015.08.08 SAT


すすきの穂のような「冠菊」は、滞空時間が長くスマホでの撮影向き。特にクライマックスの連発打ち上げ時がシャッターチャンスだ。最初は肉眼で楽しんで、終盤にカメラを構えるのが、花火大会を楽しむコツかも!? 画像提供:Shiba-Shu/PIXTA(ピクスタ)
花火大会の季節が到来! 夜空に浮かぶキレイな打ち上げ花火を見ていると、「記念に一枚…」とスマホで写真を撮りたくなるもの。でも、いざ撮影してみると「肉眼で見ているものとは全然違う!」とガッカリした経験がある人も多いはず。そこで花火写真家の金武 武さんに、スマホでも花火を上手に撮影できる方法を教えてもらった。

■STEP1 自動ロックを解除する
「カメラモードにしていても、数分経つと待ち受け画面に戻ってしまうことがありますよね。『今だ!』と思ってからパスワードを入力して…とやっているとシャッターチャンスを逃してしまいます。花火大会中は『自動ロック解除』などの設定を選んでおきましょう」

■STEP2 フラッシュ、HDRは切っておく
「フラッシュは打ち上げ花火まで届かないですし、花火自体が光り輝いている明るいものなので撮影時は不要です。電池の消耗を考えると切っておいた方がいいですね。また、HDR機能も機種によっては切った方がいいことも。HDRは、暗い部分と明るい部分を自動で調整する機能です。ただ、機種が古かったりして処理能力が低いと、次の撮影ができる“スタンバイ状態”になるまでに時間がかかってしまいます。『処理が遅いな』と感じた時は、HDRをオフにしてみてください」

■STEP3 シャッタースピードはやや遅めに
「シャッタースピードは、1/30秒ほどの『やや遅め』に設定するといいですね。『花火は一瞬だから早い方がいい』と思いがちですが、一瞬を切り取りすぎると流線型を描いた火の粉が写らず、光の点々になってしまいます。逆に、シャッタースピードが遅すぎるとブレてしまうので、三脚を使わないスマホでの撮影時は『やや遅め』くらいがオススメ。ちなみに、連写機能はシャッタースピードが速く、うまく写らない場合が多いので使用しない方がいいですね」

■STEP4 ISO感度は下げておく
「ISO感度と呼ばれる“光の量を調整する機能”の設定は、できるだけ下げておくといいですね。最近の機種では、ISO感度が最大で1万以上まで設定できるものもあり、暗闇の中で明るい写真を撮りたい時には便利です。ただ、花火のような強い光のものは、ISO感度が高いと色が飛んだ露出オーバーの真っ白な写真になってしまいます。このような失敗を避けるには、ISO感度を100以下に設定するといいですよ」

■STEP5 スマホは脇を締めて構える
「花火を撮影する時は、夜空に向かって腕を伸ばしがちですが、これはブレる原因に。脇を締めて両手でスマホをしっかり持ちましょう。壁がある場所なら、体ごと寄りかかって撮影するといいですね。座って観賞する場合は、膝を立てて、その上に肘を乗せて構えるとかなりブレは軽減されます。iPhoneの場合は、側面にある音量ボタンがシャッター代わりになるので、画面をタッチするよりもこちらを使う方が振動も少なくオススメです」

■STEP6 「冠菊(かむろぎく)」のスターマインを狙うべし!
「どの種類の花火を撮影するかも大事なポイント。スマホでの撮影には、断然『冠菊(かむろぎく)』という花火がオススメです。この花火は、すすきの穂のように垂れるタイプで滞空時間が長いので、ピントや露出が合わせやすいんです。さらに、花火大会のクライマックスになると、花火を何発も重ねて打ち上げる『スターマイン』(連発打ち)という手法が使われることが多いのですが、この時が一番のシャッターチャンス!“冠菊のスターマイン”なら、通常通りの設定でもキレイな写真が撮れますよ」

シャッタースピードやISO感度は、Android、iPhoneともに、標準カメラの設定では十分な変更ができないことが多い。ただ、細かな設定ができるカメラアプリは多数登場しているので、花火大会前にダウンロードしておくといいだろう。

これらのコツを駆使すれば、せっかく花火会場に行ったのに、ずっとスマホ越しに花火を見ていた…なんて事態は避けられるかも!?

(榛村季溶子/short cut)

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