支出額は全国平均の1.6倍!日本一ラーメン好きの県は?

「ラーメン好き」都道府県TOP10

2015.08.17 MON


「年に数回、山形のラーメン特番に出演させてもらっていますが、山形ではラーメン特番を放送すれば視聴率は毎回約20%! 他の県では考えられない高視聴率です。山形県民のラーメンに対する関心の高さ・愛情の深さを感じますね」(本谷さん)。写真は山形の郷土料理・冷やしラーメン。 画像提供:せっきぃ/PIXTA(ピクスタ)
日本全国、老若男女を問わず「ラーメン好き」は数多い。男同士でラーメン談議になると、「どっちがラーメン好きか」を張り合うヤツまで出てくるほど。では、「日本一ラーメン好きな県」といったらどこだろう? 総務省が発表している「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」(2012年~2014年の平均)によると、各都道府県県庁所在地の「ラーメン類(※)」に対する年間支出額TOP10は次のようになっている。

■ラーメン類に対する年間支出金額TOP10
※「中華そば(外食)」「中華めん」「即席めん」「カップめん」への支出額を合計した金額。それぞれの全国平均は総務省発表より。ラーメン類の全国平均は編集部による単純平均

1位 山形県山形市 2万4979円
2位 福島県福島市 2万1299円
3位 宮城県仙台市 2万728円
4位 岩手県盛岡市 2万416円
5位 栃木県宇都宮市 2万82円
6位 青森県青森市 2万6円
7位 新潟県新潟市 1万9342円
8位 秋田県秋田市 1万9313円
9位 山梨県甲府市 1万7871円
10位 富山県富山市 1万7668円

1位の山形市の支出額は、全国平均1万5254円の約1.6倍。内訳をみると、「外食」が1万3424円と、全国平均5548円の約2.5倍! さらに「中華めん」が全国3位(4821円/全国平均4015円)、「カップめん」が全国2位(4788円/全国平均3367円)。「即席めん」だけは全国28位(1946円/全国平均1939円)だが、山形県は「家計に占めるラーメン代」が日本一の「ラーメン大国」なのだ。

「山形は信州などと並ぶ“そば処”。日々の食事をめん類で済ませることに抵抗が無かったことが、山形がラーメン大国になった一要因であると思います」

そう語るのは、山形のラーメンの大ファンだというラーメン評論家の本谷亜紀さん。山形県では「そば」と「ラーメン」の関係も近く、メニューに醤油ベースの「中華そば」を置いているそば店も多いとか。

しかし「山形ラーメン」と聞いても、「博多の豚骨」とか「札幌味噌ラーメン」のようなご当地ラーメンのイメージは薄いのが正直なところ。実際、氷を浮かべて食べる「冷やしラーメン」や、縮れ麺の「米沢ラーメン」のほか、辛味噌を溶かしながら食べる「辛味噌ラーメン」など、山形県内には様々なラーメンが存在するものの、これぞ「山形ラーメン」という特定のご当地ラーメンは無いのだそう。強いて言うなら、「どのラーメンも個性があって美味しいのが山形の特徴」と本谷さん。

「海と山の食材が豊富に揃っている山形では、美味しい高級食材が身近にあります。例えばトビウオの出汁は、都内ならば高級で中々使えないのですが、山形には豊富にあるためラーメンにもふんだんに使えるのです。その結果、山形では普通の定食屋さんで頼むラーメンでもとても美味しい。県民がラーメン大好きになるのは必然ですね!」

また、麺の量が多いのも山形ラーメンのポイント。「お腹いっぱいになってほしい」という優しさとサービス精神に溢れた山形では、通常1杯約130g程度の麺の量が、180gくらいあるお店も少なくないそう。

昔懐かしい中華そばから個性派ラーメンまで、クオリティの高いラーメンが豊富に揃う山形県。ハズレの無いラーメンを色々食べてみたいという人は、足を運んでみては?

(有栖川匠)

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