暑い季節こそ“あたたか~い”で冷えを撃退!

夏バテ予防に! ホット飲料の効能

2015.08.15 SAT


クーラーで冷やされている体に冷たい飲み物を摂取すると、汗をかかなくなってますます暑くなる危険も…。室内では、夏でも好みの味を見つけてホットドリンクを選んだ方が体に良さそうだ 画像提供:karandaev/PIXTA(ピクスタ)
「ホットドリンクは、夏こそおすすめです」――そう語るのは、漢方医学、自然療法、食事療法などに詳しい、石原クリニック副院長の石原新菜先生だ。「夏にホットなんて…」と思ってしまうが、「薄着でクーラーにあたり、コールドドリンクを飲むという現代的な生活は体の中を冷やしてしまうため、むしろ体を温める必要がある」(石原先生)という。

理由は「冷え」の危険性だ。人間の体は、“冷え”を感じると血管が縮まり、血行が悪くなる。すると、汗をかきにくくなり、体内の熱を外に放出しにくくなってしまう。結果として、夏バテを引き起こしたり、熱中症になってしまったりするのだ。

「とにかく、夏は汗をかいて、熱を逃がすことが大事です。ホットドリンクは内臓を温めるのに効果的。内臓は体の中で一番血が集まる部分なので、そこを温めると血行が良くなり、汗をかきやすくなるんです!」(石原先生)

とはいえ、真夏にホットドリンクは、ちょっとつらい…。実際、20~30代の会社員200人(男女各100人)に調査をしたところ…。(協力/アイ・リサーチ)

〈夏の暑い時期、温かいドリンクと冷たいドリンク、どちらを飲むか〉
温かい飲み物 12.5%
冷たい飲み物 87.5%

夏にホットドリンクを飲む人は1割強しかいないという、順当すぎる結果に。いくら体に良いといわれても、炎天下でのホットドリンクは苦行に近いもの。

「外では無理してホットドリンクを飲む必要はありません。暑くて無理ですよね(笑)。外ではコールド、室内のクーラーにあたる環境ではホットのドリンクを飲む、といったふうに分けるのがいいと思います」

職場や商業施設などでは、ガンガンと冷房が効いているところも多いはず。冷房環境から逃れられない現代人だからこそ、“室内”ではホットドリンクを飲むのを勧めたい、と石原先生。

最後に、夏に飲むのにオススメのホットドリンクを、石原先生に教えてもらった。

■生姜紅茶
「生姜をサッとおろして、温かい紅茶に入れるだけだから簡単に作れます。生姜の辛み成分であるジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなどは、血管の末梢を拡張させて血行を良くしてくれます。また、辛み成分には白血球を刺激して免疫力をあげる効果もあるから一石二鳥ですよ」

■はちみつジンジャー
「こちらもお湯に、はちみつとすりおろした生姜を入れて出来上がり。お好みでシナモンなどを入れるとさらに美味しくなります。生姜が体にいいのは先ほどお話した通りですが、はちみつもビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。特に、ビタミンB1が糖分をエネルギーに変えてくれるからパワーが出ますよ! シナモンは“桂皮”とも呼ばれる漢方薬の生薬のひとつで、血行をよくする作用があります」

■ハーブティー
「特にオススメしたいのは、ローズヒップ。肌に効果的なビタミンCを多く含んでいるので、紫外線をあびる夏に最適です。少し酸味がある味も夏に合うと思います。寝る前は、神経を鎮める効果があるカモミールもいいですよ」

自分好みのホットドリンクを見つけて、まだまだ続く残暑を乗り切ろう!
(関 泰介/ユーフォリアファクトリー)

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