「実家べったり妻」は夫婦関係の危機を呼ぶ

「友だち親子」の妻は実家依存症?

2015.08.31 MON


親子だけどまるで女友だちのような「友だち親子」。この関係は、妻の「実家依存症」に関係があるの? HaRuカウンセリングオフィス代表の高草木陽光(たかくさぎ・はるみ)さんに話を聞いた。

●そもそも、友だち親子とは?
母娘で一緒に買い物に行くのはもちろん、着る服まで共有したり、友だち関係や恋愛について相談をしたりと、親子でありながらまるで友だちのような関係性をもつのが「友だち親子」だ。

「なかには、母親を『お母さん』とは呼ばすに『○○ちゃん』と名前で呼ぶパターンも。親子の仲がよいのは喜ばしいことですが、娘の服を着て歩いていたら近所の人はひと目でわかりますし、子が親を名前で呼ぶことに眉をひそめる人もいます。その点は意識しておいた方がよいでしょう」(高草木さん 以下同)

「友だち親子」も、度が過ぎると「実家依存症」の危険が出てくる。母親が娘に対してかわいがり過ぎ、互いに親離れ、子離れができず共依存の関係に陥っている状況だ。結婚したにも関わらず実家に入り浸ったり、夫婦間の大切な決定を母親の意見に委ねたりと、悪化すると結婚生活に支障をきたすこともある。

●なぜ「実家依存妻」は生まれる?
「『実家依存妻』が生まれる背景として、両親の不仲が大きく関係しています。本来、夫に向けられるべき愛情のすべてが子どもに集中。娘は過干渉や過保護にさらされ、偏った愛情を受けて母親との歪んだ関係が形成されてしまうのです」

両親の不仲や、兄弟と比べられることで不安を感じ、何とかして母親に好かれようとふるまううちに、「母親の意見=自分の意見」と思い込むようになっていくケースも。すると、物事をひとりで決める決断力が失われ、結婚後も何かと母親のいる実家にべったりしてしまうのだ。

●実家依存妻、子どもへの影響は?
「『実家依存症妻』は、自身の子どもにも悪影響を与えます。妻が幼少期に自身の気持ちを尊重されずに育ったケースが多いため、自分の子どもの気持ちを理解できないことから自立を促せず、何でも決めてあげる母親になりがち。いわゆる自分のコピーを作ってしまう状態です」

また、実家を優先させ、夫をないがしろにする様子を見ることで、子どもにとっての父親の存在の大きさや重要性が希薄になる危険性もあるのだとか。

実家依存症は、子どもの健やかな成長をも阻害する原因となる。心当たりのある人は、夫婦関係や親子関係について振り返ってみよう。
(ノオト+北東由宇)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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