モテる40代の遊びガネ錬金術

富裕層向け資産管理サービス「プライベートバンク」の選び

2015.09.09 WED


そろそろまとまった資産が形成されてくる40代。今後、富裕層になり多額な資産管理や、相続税などの節税対策、気になることは山ほど出てくるはず。大手金融機関では、そういった富裕層の資産管理をする「プライベート・バンキング・サービス」(以下、PB)を展開しているという。日本証券アナリスト協会PB教育企画部部長・大澤静香さんに、PBの特徴や選び方について話を聞いた。

■■今回のアドバイザー
日本証券アナリスト協会PB教育企画部部長
大澤静香さん

公益社団法人日本証券アナリスト協会の民間資格・プライベートバンカー資格を運営。プライベートバンカー資格とは、富裕層の金融資産サポートに特化したアドバイススキルを問うもので、金融機関のみならず、税理士や公認会計士など、幅広い業種が取得している資格のこと。

■富裕層の資産管理を得意とするPB

大澤さん「PBとは、概ね資産5千万円以上の準富裕層や富裕層の方を対象に一族の資産保全、継承を支援するための金融サービスです。一般的には、メガバンクや証券会社のプライベートバンキング部門に口座を開設することで、それらのサービスを受けることができます。

資産管理の面では、相続税や贈与税の税務対策へのアドバイスや、有効な資産運用を提案。また、少子化などの影響から後継者が不足している今、事業の継承方法に関する相談を受け付ける金融機関が増えています。そういった事業継承の際は、当該事業が他社に売却するほどの価値があるかどうか、などを見極めるのもPBの業務です」

■最低預金10億円! そのサービスとは?

大澤さん「富裕層向けサービスということもあり、誰もが口座を開けるわけではありません。金融機関によって最低預金額や特徴はさまざまです」

編集部が調べたところによると、たとえば5億~10億以上の資産家が対象の『みずほプライベートウェルネスマネジメント』は、顧客の事業や家族構成などに寄り添い、オーダーメイドで金融商品を提供。個人の健康管理など幅広い相談に乗るのが特徴となっている。

また、三菱UFJ銀行のプライベートバンキング部門は、預金額が非公開。資産運用・管理のほかに、不動産や事業継承など、4つのサービスを展開。三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など、MUFGグループが資産管理全般をサポートしている。

ちなみに、プライベートバンクの本場・スイスの『クレディ・スイス』に口座を開設するには、純金融資産10億円以上が必要だ。グローバルに事業展開を進めていることもあり、超富裕層顧客に国内外に通じる資産運営をサポートが可能となっている。

大澤さん「ただし、どの機関も口座開設をするには、資産額だけを重要視するのではなく、事業の有無や将来株式公開(IPO)の予定がある方など、各機関によってさまざまな規定があります」

■PBを通して人生設計を立てる

大澤さん「PBを選ぶ際のポイントは、担当者の対応です。実は、スイス発祥のプライベートバンクは、銀行口座と証券口座を一体運営するのが最大の強みなのですが、日本の制度では業際規制が厳しく、銀行や証券業務をひとつの口座で扱えないのが実情。そのため、顧客の話も聞かずに自社の金融商品を薦めてくる担当者がいます。自社商品だけでなく、家族や事業など顧客個人と向き合う担当者が理想です。

また、プライベートバンカーの資格を取得している金融機関の方や税理士、公認会計士ならば、中立の立場から相談に乗ることができるので、そういった資格者にPB選びのセカンドオピニオンを求めるのもひとつの方法です」

■最後にアドバイザーからひと言

「自ら資産管理の勉強をしている方が増えているので、PBを活用する際にも自分に合った資産管理法を考えながら、将来設計を立ててください」

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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