「子どもを追い詰める親」になってない?

子が精神的につらいときの兆候は?

2015.09.09 WED


過保護や高学歴、周りの目を気にしすぎなど、子どもを追い詰めてしまう親にはさまざまなタイプや原因がある。

親としては「子どものため」と思って接していることが多いだけに、自覚できるものか、あるいは子どものSOSに気づくことができるか不安だけど…。

わが子を追い詰めていないかどうか確かめるには、どうしたら良い? 日本心理教育コンサルティング代表・櫻井勝彦先生は言う。

「プレッシャーを感じ、追い詰められている子のSOSのサインは、年齢層によっても異なりますが、なかでもいちばんはっきり出るのは体調面ですね」

例えば、おねしょ。幼児がえりなどによくあるが、周りと比べて明らかにおねしょが長く続いている場合は、「自分を見てほしい」というサインである場合が多いそう。

「また、働くお母さんたちがよく言う『忙しいときに限って子どもが発熱する』というのも、子どもが言葉にできずに親に対して送っているメッセージのひとつです。病気になると優しくしてくれることを、子どもはよく知っています。だから、子どもが病気になるときは、親の愛情を引き止めたいときと心理学的にいわれているんですよ」

●心理的なプレッシャーが体調に表れる
ほかに、咳が長引いているとき。病院に連れて行くと「風邪」と診断されるのがオチだが、ウイルス検査で原因がはっきりわかっている場合を除き、薬を飲んでも治らないようなときは、心理的なものを疑ったほうが良いという。

また、喘息なども「言いたいことをガマンして、一定のラインを超えると咳になる」ことから引き起こされる場合もあるそう。

「言葉がスムーズに出なくなる『どもり』も、厳しい家庭の子にときどき見られるものですし、お腹が痛くなる子も心理的影響が大きいですね。表面的に出る現象は、すべて原因があるといわれているんですよ」

心理学では、急激な視力低下もストレスが背景にあると考えられている。さらに、「心因性難聴」など、耳の聴こえが悪くなるケースもあるそう。

親に追い詰められている子の場合、自分が感じているプレッシャーやストレスを言葉として表に出せていないケースが多いもの。

だからこそ、子どもの健康状態や顔色、元気があるかどうかの様子には、常日頃気を配っておきたいものだ。
(田幸和歌子+ノオト)


記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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