梅酒だけじゃない!オレンジ、桃、レモン…

自家製!旬の「果実酒」レシピ3選

2015.08.27 THU


オレンジワインは半年ほど漬け込むとおいしくなるそうだが、1カ月め、2カ月めに味見しても十分いけた。このペースで味見を重ねると、完成を待たずになくなりそうだ。 (撮影=大久保 聡)
家に集まってお酒を飲むときにビールやワインを持ち寄るのもいいけれど、せっかくなら特別なお酒を用意したい。そこでお薦めしたいのが「果実酒」。日本では梅酒がメジャーだが、料理研究家の田端永子さんによると、安価なお酒をおいしく飲むための知恵として、世界各地に伝統的な果実酒があるそうだ。

旬のフルーツをざくざく切って漬け込むだけで、果実の甘みと香りの詰まった特製リキュールができあがる。素材を足したり、お酒を変えたりとアレンジの幅も広い。今回は、田端さんお薦めの初心者向け果実酒レシピを3つ教えてもらった。

●1)オレンジ×ワイン
~柑橘系の甘みが詰まった南フランスの伝統酒~

【材料】オレンジ…3個/無農薬レモン…1個/きび砂糖…100g/白ワイン…700ml/ブランデー…300ml/バニラビーンズ…1本

【漬け込み期間】6カ月~

【レシピ】
(1)オレンジを4等分くらいのくし型に切る。
(2)レモンは黄色い皮を薄く剥き、果肉の部分は白い皮をできるだけ取り除いて3等分くらいの輪切りにする。
(3)バニラビーンズは半分に切り、縦に筋を入れておく。
(4)保存瓶に(1)~(3)ときび砂糖を入れ、白ワイン、ブランデーを注ぎ、フタを閉めてよく振る。
(5)冷暗所で2カ月寝かせたのち中身をザルでこし、再び保存瓶に入れて4カ月以上寝かせる。

【ポイント】「南フランスの家庭では、昔から余ったワインを使ってこういった果実酒をつくるそうです。安いワインを使っても、十分おいしくなりますよ」(田端)

●2)桃×泡盛
~甘いのに口当たりはすっきり。ロックで飲めば、杯が進む~

【材料】桃…2個/泡盛…700ml

【漬け込み期間】3日間

【レシピ】
(1)桃をよく洗い、皮を湯むきして適当な大きさに切る。
(2)保存瓶に桃を入れ、泡盛を注ぎ、フタをして冷暗所に。
(3)3日後に桃を取り出せば完成。

【ポイント】「3日以上漬けると苦くなるので、忘れずに桃を取り出すこと。口当たりがよく、あっという間に飲んでしまうので飲み過ぎには注意しましょう」(田端)

●3)レモン×スピリタス
~口のなかで香りが広がる自家製リモンチェッロ~

【材料】無農薬レモン…10個/スピリタス…500ml/グラニュー糖…800g/水…1L

【漬け込み期間】2週間

【レシピ】
(1)レモンは皮の白い部分が苦いので、表面の黄色い皮だけを薄く剥く。
(2)剥いたレモンのうち5個を絞り、果汁を冷凍しておく。
(3)保存瓶に(1)の皮とスピリタスを入れ、フタをして寝かせる。香りが出やすいよう、ときどき瓶を振り、1週間したら皮を取り出す。
(4)鍋にグラニュー糖と水を入れ、火にかける。砂糖が溶けたら火を止めて冷ます。
(5)スピリタスの入った瓶に(2)と(4)を入れ、さらに1週間寝かせたのち、ザルでこして出来上がり。

実際に漬け込んでみたが、どのお酒もフルーツの風味や香りが詰まった贅沢な味。数人で飲むとあっという間に瓶が空いてしまうので、飲む人数にあわせて多めに漬け込んでおくのがいいと思います。

(取材・文=宇野浩志)

  • 桃×泡盛の組み合わせは、桃を漬けて3日待つだけ。ロックにすればごくごく飲める。甘いのが苦手な方は桃の量を減らすか、熟れていない固めの桃を使うといいかも。
    (撮影=大久保 聡)
  • アルコール度数96度のスピリタスは、果実酒に使われるポピュラーなお酒。シロップを入れる前に恐る恐る舐めてみたら、レモンの香りもあいまって意外と爽やかで飲みやすい。
    (撮影=大久保 聡)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト