ファミレスや牛丼屋でグイッと…

「低価格チェーン飲み」人気の実態

2015.09.14 MON


「低価格チェーン飲み」人気のウラには、価格以外にも様々な潜在的なニーズがあるよう。ニッポンの「飲み」はどこへ…!?
牛丼チェーンの吉野家が一部店舗で展開する、お酒とつまみを食べられる居酒屋サービス「吉呑み」が話題になっている。若い世代を中心に、ファミリーレストランや牛丼屋など、飲み屋以外の“低価格チェーン”で飲む人が増えていることを背景にしたサービスだ。こうしたニーズはどの程度広がっているのだろう?

そこで、20代の男性社会人200人にアンケート調査を実施。「居酒屋代わりに1軒目からファミリーレストランやファストフードで飲んだことがあるか」と尋ねたところ、「ある」と答えた人は全体の18.5%に。微妙な割合だが、感覚的にはひと昔前より増えている印象。

彼らはなぜ居酒屋やバーではなく、“低価格チェーン”で飲むのか? 理由を尋ねてみると、圧倒的に多かったのは「安くすむから」(70.3%)という回答。次いで「通常の居酒屋の雰囲気が苦手」(16.2%)、「自身や仲間内に子どもがいるのでファミレスの方が入りやすい」(16.2%)といった理由が挙げられた。

では、このようなニーズをお店側はどのように受け止めているのだろう。

「以前に比べアルコールを飲むお客様は増えています。例えばガストでは、アルコールの総売り上げが昨年比で6月は130%、7月は132%とアップしており、数字にも表れています」(株式会社すかいらーくマーケティング本部・小林大祐さん)

ファミリーレストランなどで飲む人が増えているのは確かな様子。アルコール類やつまみなどのメニューも強化しているとのことだ。

「食事もきちんと楽しめるのでお酒が苦手な人がいても大丈夫、というところが魅力なようです」と、小林さん。さらに、明るさや清潔感を求める人、「飲み過ぎをセーブしたいから居酒屋よりファミリーレストランで飲む」というお客さんも多いのだとか。

なんとなく、現代の消費者の多様なニーズを反映しているような「低価格チェーン飲み」。さっそく今晩行ってみますか!
(河島マリオ/GRINGO&Co.)

※この記事は2014年9月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト