クセ毛がなおる…なんて噂もあるけど、真相は?

「坊主頭」にすると髪質が変わる?

2015.08.30 SUN


daigo / PIXTA(ピクスタ)
前髪が額にベッタリとはりつき、襟足には汗のしずくがしたたる。暑い時期は、髪の毛をばっさり刈りあげてしまいたい衝動に駆られるのは、筆者だけではないだろう。でも、やはりこの歳になっていきなり丸坊主になるのは、なかなか勇気のいることだ。

それに、昔から「丸坊主にすると髪質が変わる」…などと噂されているのも気になってしまう。聞くところによると、坊主頭にすると、ストレートだった髪にウェーブがかかったとか、逆に、天然パーマが直ったりするというのだが――生まれ持った髪質が途中で変わるなんて、本当にあり得るのだろうか!?

新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いたところ、「髪の毛の質が後天的に変わることは、大いにあり得る」とのこと。では、毛質が変化するのはどのようなケースだろう?

「体毛は大まかに『硬毛』と『軟毛』に分類され、簡単にいえば硬毛は硬くて太い毛、軟毛は細くて短い毛を指しています。たとえば、硬毛が軟毛へと変わっていくのは、典型的なAGA(男性型脱毛)の症状ですよね。逆に、軟毛が硬毛に変わり、モサモサと体毛が濃くなっていく多毛症というのもあります」

ただし、それらはあくまで加齢などの要因で起こるものであり、「“髪を切る”という行為が原因になることはない」と須田先生は明言する。

「もしも坊主にしたことをきっかけに毛質が変わったように思われるとすれば、髪の長さによる錯覚ではないでしょうか。髪の毛は当然、長い方がしなりやすいもの。短髪にすることで、髪の毛がカールする前にカットされてしまえば、一見、天然パーマが直ったように見えても不思議はありません」

少なくとも、髪質の変化を懸念して坊主を避ける必要はなさそうだ。
(友清 哲)

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