夫が地方転勤になったら、どうする?

夫の転勤についていくメリット&デメリット

2015.09.28 MON


毎年10月は転勤シーズン。地方転勤の場合、そろそろ内示が出る頃です。もし夫が地方転勤を命じられた場合、妻としてはついていくべきなのか、それとも現在の場所に残り、夫に単身赴任してもらうのか…。家族にとって重大な決断を迫られることになります。おそらく、今住んでいるところから離れたくないという妻たちも多いことでしょう。

そこで、検討する際のものさしとしたいのが、夫の地方転勤についていった場合と、ついていかなかった場合の“メリット”と“デメリット”。詳しい話を、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに聞きました。

●転勤についていけば経済的にメリット大
まずは転勤に「ついていく」場合のメリット・デメリットについてうかがってみましょう。

「東京などの都市部から地方転勤になるのであれば、物価は安くなりますし、逆に給料アップや、転勤の手当が出るなど賃金面での優遇も見込まれます。経済的には少し潤い、生活水準の向上が見込めるでしょう。何より、ついていくことで、夫に感謝されます。転勤という、ある意味不測の事態も、一緒に乗り越えることで夫婦の絆を深めるきっかけになると思います」(岡野さん、以下同)

では、ついていく場合のデメリットとは?

「引越しによって新しい土地に慣れなくてはいけませんし、新しく出会う人たちとの付き合いが生まれます。そのことに対するストレスが溜まりやすい、というのはあるかもしれませんね。それで喧嘩になって別れ話に発展…という夫婦も少なからずいます。また、自分の実家が近く日ごろから家事や育児をサポートしてもらっているような場合は、熟慮が必要。勢いで夫についていくと、これまで親に甘えていたぶんの負担がのしかかり、想像以上にハードな日々に苦しむことになってしまいます」

また、新しい場所での生活は、妻の負担の方が大きいことがあるようです。

「夫婦で同じように新天地に臨むわけですが、夫の場合は会社というコミュニティがあり、そのなかで新たな関係を築けるので、居場所をつくることも比較的容易。でも、専業主婦となると、そうしたコミュニティを見つけるところからスタートしなくてはなりません」

それに気づかない夫が「俺はうまくやっているのに、どうしてお前はできないんだ」などと口にしようものなら、妻の感情が爆発したとしても無理はありません。

●夫がいない自由の代償は大きい?
一方、「ついていかない」場合のメリットについてはどうでしょうか?

「一番は夫から離れることで独身時代のような自由を謳歌できる、ということですね。結婚によって失われた“気ままな生活”を取り戻すチャンスともいえると思います。家事の手を抜いても文句を言われることはありませんし、手間自体もぐっと減ります。また、離れることで相手に対してのストレスも少なくなり、かえって互いにやさしくなれるということもあるでしょう。子どもがいる場合は、夫が余程のイクメンであれば別ですが、“夫の世話”がなくなるぶん育児に集中しやすい環境になるのではないでしょうか」

ただ、その“自由”は夫にも当てはまるわけで、それが別居生活による最大のデメリットだと岡野さんはいいます。

「特に男性は単身赴任になると、どうしても独身気分になり、羽目を外しがちな傾向があります。当然、浮気のリスクも高まります。また、夫婦別居の二拠点生活になると、生活費だけでなくどちらかが会いに行くための交通費も嵩みます。多少の手当てでは賄い切れないコストも覚悟しなくてはならないでしょう」

夫への愛があればどんな苦労も乗り越えられる。そんな強い信念があるなら別ですが、少しでも不安があるならこうしたメリット・デメリットをよくよく検討した上で決断したいところです。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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