大阪・新世界発の片手で食べられる“ごちそう”

歌舞伎俳優が愛する極上カツサンド

2015.10.01 THU


今回はテイクアウトと同価格で、ドリンク、自家製ピクルス(これがまたウマい!)がついたランチセットでいただきました 撮影:うぬまいちろう
東京の中心地、銀座の歌舞伎座近くで大阪の「ビーフヘレカツ」が味わえるのが新世界グリル「梵」。店内に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのはずらりとならんだトースター、そしてカウンター内ではパンを焼く係、肉にパン粉を打つ係、仕上げの係がそれぞれテキパキと働く姿だ。

出来立てのカツを、これまた焼きたてのパンに挟んだら、手際よく耳をカット。その手際にみとれているうち、あっと言う間に注文した「ビーフヘレカツサンド』が登場する。

「子供からお年寄りまで万人に愛される、柔らかであっさりめのカツをご賞味ください」

そう語るのは店長の小林彰さん。

ではさっそく一口。かじれば、パンの小麦の香ばしさ、甘味と酸味が特徴的なソース、そしてレアに仕上がった牛ヒレ肉からの肉汁が段階的に口の中に広がる。さらにもぐもぐと咀嚼を重ねれば、それらが混じり合って…。カツサンドって、ごちそうだったんですね。カツといえば豚…で育った関東人としては、正直言うと「カツに牛肉を使うなんて気取っちゃって、本当に旨いの?」と少々冷たい目で見ていたのだけど、すみません。旨いです。

「パンは専門メーカーへの特注。ソースは、香味野菜と果物などを一週間煮込んで作る秘伝の味が自慢です。しかしなんといっても、肉へのこだわりが大きいですね。ヘレ、つまりヒレ肉はそもそも脂肪分が少なく柔らかいことが特徴なのですが、よりおいしく食べていただくために肉についた筋やわずかな脂肪も取り除く下処理を丁寧にやることを心がけています」(小林さん)

ちなみのこのお店、大阪の新世界にある同名の洋食店が本店である。

「元々、本店のお得意様に上方歌舞伎の有名な役者さんがいらっしゃいまして、そのつながりもあり歌舞伎座のそばで銀座店を開店することになりました。東京の洋食、豚肉文化に挑戦!という心意気でやっています」(小林さん)

店内で食べられるカウンター席もあるが、テイクアウトがメイン。その際は、すぐに食べるのか、時間を空けてから食べるのか伝えるのが吉。すぐに食べる場合は、温かいまますぐに箱詰め、持ち帰りに時間がかかる場合はパンがしなしなにならないように、あら熱を取ってから箱に詰めてくれるといった心配りもまたニクい。

上品だけど気取らない、片手でつまめるごちそう「ビーフヘレカツサンド』。銀座散策の軽食にはもちろん、仕事場への気の利いた差し入れにもなりそう!


新世界グリル 梵 ―銀座店―
「ビーフヒレカツサンド」
ハーフサイズ 1050円
一人前サイズ 2050円

場所/東京都中央区銀座7-14-1
最寄り駅/地下鉄東銀座駅4番出口

営業時間/11:00~22:00
(ランチメニューは11時~14時まで)
※パンが無くなり次第閉店

定休日/日・祝祭日

店内飲食スペース/アリ

  • 目の前で作業してくれるのも嬉しい。歌舞伎よろしく思わず「ヘレカツ屋!」と声をかけたくなる仕事っぷり
    イラスト:うぬまいちろう
  • 脂身が固まることもないので、冷めてもウマいのもこの「ビーフヘレカツサンド」の特徴
  • 調理前の「ヒレ」。大きな牛からとれるのはわずかな量のみ
  • 店舗外観。昭和通りから新橋演舞場に向かう道(演舞場通り)に入ってすぐ

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