コンプレックスを、楽しもう

「笑力」を高める3つの基礎知識

2015.10.02 FRI


つけまつげ、アイプチ、カラーコンタクトレンズ、プリクラの修正機能…。大きな目になるようにお化粧や修正で盛ることが基本となってる昨今ですが、本当に「目が小さいことはマイナスポイント」なのでしょうか?

ポーラ文化研究所が15歳〜64歳までの女性約1000人を対象に調査したアンケートに、興味深い結果があります。自分の顔の嫌いなところとして「目」を挙げた人のうち、約50%の人が、「小さいこと、一重であること、細いこと」を嫌いな理由だと答えているのです。しかし一方で、男性の「目が小さい女性」に対する評価はどうでしょうか。インターネットの掲示板等に「目が小さいことが嫌だ」という悩みが投稿されることがあります。ところが、その悩みに対する返信コメントは、こんな内容がほとんどです。「目が大きい=可愛いではない」「目が小さくても可愛い人はいる」「むしろ小さい目が好き」…。

自分自身は「目が小さいこと」をコンプレックスだと思っていても、実は周りの人はそれほどマイナスだと思っていないというのが事実なのではないでしょうか。「目が小さいこと」は必ずしもマイナスポイントではないのです。

では、一体何が「目」の魅力を妨げているのでしょうか。ここで「目が小さい」けれど「魅力的」だと言われている女性について考えてみましょう。

例えば、女優の木村多江さん。ご本人のエッセイ『かかと』によれば、木村さんは目の細さがコンプレックスで、本気で整形を考えていたそうです。しかし、コンプレックスを敢えて直さずに女優の仕事に邁進し、今では、大人の情感がある魅力的な女性だと評価されています。「細い目を整形しなくて良かった。木村さんの色気のある微笑みが無くなってしまう」等と、細い目を支持するファンが非常に多いです。

次に、女優の永作博美さん。男女問わず安定した人気を誇っていますが、実はつぶらな小さい瞳の持ち主です。そんな永作さんの魅力としてよく挙げられるのが「笑顔」。「正面からあんなふうに笑われたら絶対に惚れてしまう」「明るさ、あどけなさ、色気、サバサバした性格が絶妙ににじみ出ている」等、高評価を受けています。

また、「目が小さい」けれど「魅力的」だと言われている女性は、女優さんだけではありません。

例えば、秋篠宮紀子妃殿下。海外でも人気は高く、2008年にはモナコのグレース・ケリー公妃、イギリスのダイアナ妃と並んで紀子妃殿下の特集本が出版されたほどです。紀子妃殿下は切れ長の涼しい瞳をお持ちですが、ご成婚時、その魅力的な笑顔は「紀子さまスマイル」と呼ばれ、日本中でフィーバーが起こりました。目が小さいことを気にすると、どうしても、相手と目を合わせなかったり、うつむいてしまったりしがちになります。そこに「目つきが悪い」、「一重で可愛くない」などと心無い言葉を投げつけられれば、いっそう表情がこわばってしまいます。

しかし、本当のマイナスポイントは、「目が小さいこと」ではなく、「目が小さいことを気にして笑顔を作れなくなってしまうこと」。「目が小さい人」に必要なものは「目力」ではなく笑顔の力、「笑力(えぢから)」だったのです。

●「笑力」を高める3つの基礎知識
とはいえ「笑ったらコワイって言われた」「今更どうやって笑顔を作って良いかわからない」というかたも多いのではないでしょうか? ここで、魅力的な笑顔になるための3つの基礎知識を紹介します。

1.目で笑う=こめかみから笑う
「笑顔の練習」をする際に最も気をつけなければいけない落とし穴があります。それは「口は笑っているのに目が笑っていない」状態。目が笑っていない笑顔では、逆にコワイ人に見えてしまいます。実は、口と一緒に目も笑った形にするのは、体の構造上、大変難しいことなのです。目は、自分の身を守るために外界の様子を常に確認しています。そのため、無意識の反射の動きが多く、意識的にコントロールすることが難しい部位なのです。そこで意識的に行ってほしいのが「こめかみから笑う」こと。目元だけを動かして頑張って笑おうとしても、構造的に不可能なため、不自然なニヤケ顔になりがちです。しかし、こめかみから筋肉を使い、前頭部全体で笑うようにすると、自然と目にも表情が生まれます。

2.挨拶に「笑顔」をつける
目も一緒にうまく笑えるようになったら、日頃から上品に笑う練習をしてみましょう。特に挨拶のときがチャンスです。「おはよう」「こんにちは」「またね」の挨拶に軽く笑顔を添えてみましょう。この「挨拶時の笑顔」は、実は絶大な好感度UPの効果があります。ある興信所の話です。女性の身辺調査をする際、普段から笑顔で挨拶をしている人のご近所からの評価は、笑顔で挨拶をしない人よりも評価が高く出るそうです。「挨拶時の笑顔」、たったそれだけのことですが、自分の人生を左右するぐらいの影響力があるのです。

3.化粧を濃くしすぎない
資生堂が行ったこんな調査があります。無表情の人をスマイル0%、口を結んだ満面の笑顔をスマイル100%、口を開けて大笑いしている状態をスマイル120%とし、メークの濃さと掛け合わせて、好感度のアンケートをとったものです。結果、メーク80%×スマイル80%の掛け合わせが最も魅力的だと評価されました。しかし、ここで最も注目するところはそこではありません。メーク100%×笑顔0%の場合と、メーク100%×笑顔120%では「魅力を感じない」「印象が悪い」と答える人が多勢を占めたのです。これはつまり、つけまつげやアイプチで頑張って目を盛っても、ほどよい上品な笑顔がなければ、魅力ゼロどころかマイナスになってしまうということなのです。

いかがでしたか? 「私は目力が無いし…」と悩んでいるみなさん、これからは「笑力」を磨いてみませんか?
(enJOY Complex編集部)


記事提供/『エンジョイコンプレックス』

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト