和食が外国でアレンジされて日本に上陸!

海外で進化!「逆輸入」和食5選

2015.10.14 WED


ドイツから逆輸入されたKEIKOの緑茶オーガニックチョコレート「GREEN KISS」。健康志向の外国人にも人気を集めている
2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、年々注目度が高まっている「和食」。海外では近年、和の味をベースにした”ミクスチャー・グルメ”が続々と生まれて話題となり、いくつかは日本でも食べられるようになっている。そこで、“逆輸入”の和食アレンジグルメを5つセレクトして紹介しよう。

まずは海外発の“和”テイスト料理から。

●1)香港スタイルの“ジャパニーズ抹茶”
「MACCHA HOUSE 抹茶館」(香港)

今年5月末に京都・四条河原に上陸した「MACCHA HOUSE 抹茶館」は、香港をはじめアジアを中心に12店舗を展開している抹茶専門店。同種の日本の店に比べ、品数の多さが自慢なのだとか。天保7年創業という京都の老舗「森半」の抹茶を使った抹茶のほかに、ニューヨークで人気のスタイルという「抹茶ラテ」など、様々なアレンジメニューも提供する。こちらの「抹茶ラテ」は、3種の抹茶と3種のミルク(牛乳、豆乳、アーモンドミルク)を自由に選んで“オリジナルブレンド”を作れるのが特徴だ。「抹茶ティラミス」は、厳選された抹茶とマスカルポーネチーズを使ったスイーツで、シンガポールや香港の店で人気のメニューなのだとか。

●2)口をパックリ開けた鯛にアイスクリームがぎっしり!
「逢鯛(あいたい)」(韓国)

1930年ごろ韓国に渡り、すっかり現地化した“たい焼き”も、逆輸入を果たした。今年8月に浅草にオープンした「逢鯛(あいたい)」は、韓国発の「カフェ アブン(CAFE ABOONG)」というチェーン店の日本1号店。名物は口の開いた魚型の皮を使った“アイスクリーム鯛焼き”だ。中には中にはあん(小豆、カスタード、レアチーズケーキ味の3種)に加え、ヨーグルト風アイスクリーム、チョコレートでコーティングされ串刺しにされたマシュマロ、果物などがぎっしり詰まっている。

ちなみに、今では中国、タイ、香港でも屋台スイーツとして人気のたい焼きだが、韓国では日本と同じ魚の形はしているが、鯛(たい)ではなく鮒(ふな)という認識だそうだ。

●3)日本のソウルフードがミラノ風に!?
ラーメン「カーザルカ(CASA LUCA)」(イタリア)

新横浜ラーメン博物館に今年5月より出店しているのが、イタリア発の「カーザルカ」だ。ここは、ルカ・カタルファモ氏が故郷ミラノに構える本店「CASA RAMEN」の日本初上陸店。カタルファモ氏は世界各国で料理を修業していた時、ニューヨークで日本の人気店「一風堂」のラーメンに出会い衝撃を受けたという。その後、ロンドンのうどん店でだしについて学んだ後に来日し、ラーメンを食べ歩いて研究。帰国して自身のラーメン店を開店した。人気メニューは「ミラノとんこつラーメン」「ペペロンチーノ和え麺」だとか。

●4)麺のバンズにビーフパティをサンド
「ラーメンバーガー東京(RAMEN BURGER TOKYO)」(アメリカ)

海外で人気を集めるラーメンを、さらに進化させた「ラーメンバーガー」が、今年5月にニューヨークから上陸している。

日系アメリカ人2世のケイゾウ・シマモト氏が、日本でラーメンの修業をしていた時に出会った福島県のご当地バーガー「喜多方ラーメンバーガー」。これにヒントを得て考案したのが「ラーメンバーガー東京」だ。喜多方ラーメンバーガーは固めた麺に、豚の角煮やなるとなどラーメンの具が挟んであるが、シマモト氏はビーフパティをサンド。味付けは秘伝のしょうゆ味ソースとなっている。

この「ラーメンバーガー」を日本に招聘したのは「肉干中華そば さいころ」などを展開する地雷源。シマモト氏は日本での修業中に、同社のラーメン店でも学んでいたという。開店当初は中野に出店していたが、現在は福生市で営業中。原則、本店のレシピ通りに作っているが、食材は青梅産豚肉のベーコンなど、地域の逸品を使っている。

日本の有名店が海外にオープンした店のオリジナル商品が人気を集め、日本に逆輸入したグルメもある。

●5)鹿児島の緑茶がドイツでチョコレートに変身!
「KEIKO」(「下堂園」ドイツ国内向けオリジナルブランド)

「KEIKO」は、1954年創業の鹿児島のお茶メーカー・下堂園がドイツを中心に世界10カ国以上で展開している鹿児島茶のブランドだ。下堂園は1998年、ドイツに拠点を設立。鹿児島県の自社農園で有機栽培によって作られる「KEIKO」ブランドのお茶は、世界でも最も厳しいといわれるドイツのオーガニック認証を取得している。そんな下堂園の有機茶葉から作られた緑茶オーガニックチョコレート「GREEN KISS」は、“食べるお茶”として、広くヨーロッパの人々に緑茶の魅力を伝えるために開発されたスイーツ。日本での販売は一時休止されていたが、昨年12月から再開された。甘すぎない大人の味わいで、上品な緑茶の風味が口いっぱいに広がる。

B級グルメからスイーツ、オーガニック食品まで、和と洋の出会いから生まれた新しい味の数々。これらと対面すれば、世界中のどんな文化とも融合できる和食の懐の深さに改めて感服するはずだ。
(駒形四郎)

・MACCHA HOUSE 抹茶館
https://www.facebook.com/MacchaHouse.TW
・逢鯛
http://www.aitaiyaki.com/
・カーザルカ(CASA LUCA)
www.raumen.co.jp/
・ラーメンバーガー東京(RAMEN BURGER TOKYO)
http://www.jiraigen.com/index.html
・KEIKO
http://keikotea.jp/

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト