「難しい子」「育てにくい子」ってどんな子

難しい子に言う&やってはダメなこと

2015.12.03 THU


いわゆる「難しい子」「育てにくい子」に対して言ってはいけないこと、やってはいけないことは、どんなこと?

『子どもの心のコーチング』(PHP研究所)著者で、NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事の菅原裕子さんが、よくみられる2つのタイプに対する接し方を挙げてくれた。

1. 多動タイプ
落ち着きなく、じっとしていられないタイプ。
<NG>じっとさせておく、自由を奪う、きつく叱ること。

「じっとしているのは、4歳くらいまではどの子も無理。それ以降は、『お母さんはいま、大切なお話をしているから、お茶が終わるまで待ってね』『時計の長い針があそこにいくまで静かにしていてね』など、時間を区切ってみましょう」

ストップウォッチやタイマーを利用するのもひとつの手。最初は2分、次は5分など、少しずつ時間をのばしていく。それができたら「よくできたね」と認めて喜び、「10分経ったらトイレに連れ出す」など、合間で気分を変えつつ、トレーニングするのがオススメだそう。

2. のんびりタイプ
光のなかに舞うホコリをじーっと見続けるなど、放っておくと、ボーッとしているタイプ。
<NG>「早くしなさい!」「何をしているの!?」と怒り、急かすこと。

「別のことをさせたいときは、優しく声をかけて行動を促したり、『あ、〇〇ちゃんが△△してるよ』など、ほかに気持ちをそらしたりしてあげましょう。もし小学校低学年で勉強が一向に進まない場合、ペースメイキングをしてあげましょう」

「〇という字を5回書いてみよう。何秒かかるかな」などと計ってみて、それを繰り返す。「早くできたね」「さっきは3秒できれいに書けたけど、今は1秒で乱れた字になっちゃった。次は2秒で丁寧に書いてみようか」などと具体的に伝えるのがポイントだ。

●子に根気よく向き合えば、難しさがラクになることも
ちなみに、親が根気よく向き合い、きちんとした生活習慣づけをしていくと、「年長~小学校に入る頃」「小学校3~4年生」と、ふとラクになるタイミングがあるそう。

「『愛すること、愛されること』と『責任を持つこと』『人の役に立つ喜び』の3つを大切に教えていけば、どんな難しい子もある一定の年齢でラクになり、社会に十分適応していけます」と菅原さん。

子どもを押さえつけたり、問題を先送りしたりしていると、むしろ年々大変になることもある。子育ては、幼い頃は何かと大変だけど、幼い頃にきちんと向き合っているかいないかで、思春期以降に差が出るそう。「いま」が肝心なのだ。
(田幸和歌子+ノオト)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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