探究心と創造性を開花させ、目指すはノーベル賞!?

体験して学ぶ 子供向け科学実験講座

2015.10.24 SAT

格好いいパパに!オトコの子育て道場


2年生「電池をさぐれ」より、乾電池を分解する実験。講師の面白おかしい口調に子供たちが自由につっこみを入れる場面も。これも飽きさずに興味を持たせる工夫のひとつ
今年10月、2015年のノーベル賞受賞者が発表され、2人の日本人受賞者が誕生しました。物理学賞を受賞した梶田隆章さんは、子供の頃『鉄腕アトム』のお茶の水博士に憧れていたとか。幼少期に抱いた科学や実験への興味が、大人になって花開いたとも言えそうです。

中野に本校を置く「サイエンス倶楽部」は、まさにそうした科学実験を体験できる子供向けの教室。開校から23年の歴史を持ち、全国に22教室を展開しています。年中・年長といった幼児から、小1から中学生まで学年ごとにコースを用意し、1つのコースは月1~2回×12カ月の講座で構成されています。カリキュラムはすべて独自に作成したものだそう。

「今はネットですぐに調べられる時代ですが、やはり科学に必要なのは実体験と自分で考える力。教室では実験だけでなく、講師と子供たちのやりとりを多くとり、『自分はこう思う』という発言を引き出すように心がけています。仮説を立て、実験で検証する形ですね」(実習担当課長・三村光夫さん)

取材に訪れた中野本校は6つの教室に区切られており、1クラスに先生2人、生徒約10人で講義を行います。子供たちは全員白衣姿。実験に必要な服装ですが、白衣を身につけることで「これから実験するぞ」と気分が盛り上がる効果もあるそう。この日は小学2年生~4年生の教室が開かれていました。

2年生のクラスでは「電池をさぐれ」がテーマ。乾電池の中身はどうなってると思う?という講師からの問いかけに、「静電気!」「かみなりが入ってる!」「小さい電池がいっぱい!」など、子供たちが元気に答えます。じゃぁ分解してみよう! と、子供たちの目の前で乾電池を分解することに。まだ電球が点くかな? と試しながら少しずつ解体し、中から真っ黒な炭素の棒が出てくると、子供たちはビックリ。その後は、豆電球と2つの乾電池をどう接続したら明るくなるか? などを実際に自分の手で確かめていきます。

そして3年生のテーマは「高分子であそぼう」。ポリスチレンを加熱して発泡スチロールにリサイクルする実験や、ラテックスとクエン酸水溶液を混ぜてスーパーボールを作る実験など、身近なものと科学実験を組み合わせます。4年生になるとグッとレベルアップし、テーマは「新素材が世界を変える」。液体窒素を使った超電導の実験に、未来の科学者たちは興味津々で身を乗り出していました。

「教室が終わり家に帰った子供たちは、講義の内容を興奮気味にしゃべるんだそうです。驚きや感動を伝えたくなるのでしょう。講義や実験を通して自分のやりたいことを見つけ、医師や研究者、飛行機のエンジニアや理科の教師になった子もいます。卒業生からノーベル賞受賞者を出すのが夢ですね」(三村さん)

自分で仮説を立てて、正しいかどうか検証する。理系の知識のみならず「理系の考え方」を身につけることは、様々な分野に応用が利きそう。無料体験コースもあるそうなので、興味があるパパママは申し込んでみては?
(井上マサキ)

■育て!子供の「理系脳」 第2回

  • 3年生「高分子であそぼう」。プラスチックやゴムについて学びながら、スーパーボールやスライムを作る実験を行う子供たち。作ったものは持ち帰りOK

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