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子が暴力に走る原因と、対処法は?

2015.12.10 THU


小学校で子どもによる暴力行為が増えている。子どもを持つ親としては、我が子が被害者になることはもちろん、加害者の立場になってしまうのも辛いものだ。そうなる前に、子どもが暴力に走る原因と対処法を覚えておきたい。

●小1の暴力行為は10年前の5倍に
昨年度、全国の小学校で起こった児童による暴力行為は1万1468件。文部科学省が全国の小中学校を対象に行った「問題行動調査」で明らかになった。これは前年度比572件増で過去最多。なお、過去4年連続で増加している。一方で、中学校と高校での暴力行為は前年度よりも減少していて、「暴力の低年齢化」が進んでいる実態がみてとれる。実際、小学校1年生の加害児童数は10年前に比べて約5倍になっているという。

そのなかで最も多いのは「児童間の暴力」(7113件)で、全体の6割以上にも上る。友達同士のいざこざから、暴力に走ってしまうケースが大半を占めるようだ。

●キレやすい「中間反抗期」の子どもが増加
昨今は、感情のコントロールがうまくできない子どもが増えているともいわれる。確かに、こうした暴力行為の数字の推移をみてみると、いかに子どもが「キレやすく」なっているかが実感できる。そんななか、このところ注目されているのが「中間反抗期」と呼ばれるものだ。

子どもの反抗期はこれまで、2歳頃の第一次反抗期、思春期における第二次反抗期の2回に分けて訪れるといわれてきた。だが、近年ではその中間、小学校低学年頃に「中間反抗期」に陥る子どもが増えているという。幼児に比べて力が強く、中学生ほど理性も確立されていない中途半端な時期だけに、中間反抗期をこじらせることで、取り返しのつかない暴力沙汰を起こしてしまう可能性も。決して楽観視はできない。

●我が子の「心のささくれ」を見逃さない
最近は心の問題を抱える子どものためにスクールカウンセラーを常駐させる学校も増えているが、その大半は中学校。小学校では導入されていないケースも多い。そのため、小学生の子どもに対しては、家庭でのケアが何より重要になる。

ポイントは、子どもの感情の変化、「心のささくれ」をつぶさに観察することだ。子どもがイライラしたそぶりを見せたら放置せず、すぐに声をかけてあげる。仮にキレて物や人に当たってしまっても頭ごなしに叱りつけることは避けたい。まずは、「どうしたの?」と問いかけながら問題行動に走った原因をつきとめ、子どもの心のささくれ、イライラした気持ちを受け止めること。その上で、「あなたの気持ちはわかった。でもね…」などと諭す。つまり、「診断」→「受容」→「更生」のアプローチが重要になる。

また、不規則な生活も子どもの攻撃性を高めてしまう。夜更かしや朝寝坊で生活が乱れると、精神の安定をもたらす脳内物質セロトニンがうまく分泌されなくなるからだ。生活習慣を親がしっかり管理してあげることは結果的に子どもの精神安定をもたらし、暴力行為の予防にもつながると心得ておきたい。

(文・前田智行)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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