親になったから理解できる感謝と責任

“親子のことわざ”共感ランキング

2015.11.03 TUE

格好いいパパに!オトコの子育て道場


「腑に落ちる」ランキング1位の「親の心子知らず」には、「自分が親になって、親の愛情や責任を痛感した」(45歳)など、共感の声が相次いだ
自分自身に子供ができることで、ようやく親の気持ちがわかる――。一般的によく言われることだが、多くの親が共感するところだろう。その代表例のひとつが、親子関係を描いたことわざ。そこで今回は、子供を持つ20~40代の男性200人に「父親になった今、“腑に落ちる”ことわざ」を聞いてみた。

■父親になった今、腑に落ちることわざTOP5
(全12項目から上位3人を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)

1位 親の心子知らず 202pt
2位 子に過ぎたる宝なし 167pt
3位 親は千里を行くとも子を忘れず 147pt
4位 蛙の子は蛙 115pt
5位 一姫二太郎 113pt

1位になったのは「親の心子知らず」(意味:子供は親の深い愛情がわからず、好き勝手にふるまう)。「自分としては子どもの将来を考えているが、子どもはまったく理解していないと感じる」(43歳)と子育てに悩むがゆえに共感する声が、一方で「自分が親になって初めて親のありがたみを認識した」(48歳)、「両親がどのような思いで自分を育ててくれていたかがわかった」(46歳)と、過去の自分を顧みて、実感した人も多かった。

2、3位には、「子に過ぎたる宝なし」(意味:この世にある宝物のどれも子どもに匹敵するものはない)、「親は千里を行くとも子を忘れず」(意味:親はどんなに遠く離れても、子供の身の上を案じている)という、子を愛おしく思う気持ちを表現したことわざが並んだ。「自分を犠牲にしてでも子どもを大切にしたいと思えるから」(32歳)、「辛い時でも子どもの笑顔を見ると我慢できる」(35歳)と、親の無償の愛が共感を呼ぶようだ。

逆に、「これは納得がいかない」ということわざもあるか聞いてみると…。

■父親になった今、自分の考えとは違うことわざTOP5
(全12項目から上位3人を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)
1位 親はなくとも子は育つ 208pt
2位 馬鹿な子ほど可愛い 205pt
3位 一姫二太郎 169pt
4位 蛙の子は蛙 116pt
5位 這えば立て立てば歩めの親心 98pt

「親はなくとも子は育つ」(意味:親がいなくなっても、子供はなんとか育っていく)を理解できないという声が多かった。「今の世の中、守ってあげないといけないことが多すぎる」(44歳)、「肉体的には育つが、精神的な部分で未熟な人間になってしまうと思う」(46歳)とは、親としての責任感から出てくる言葉だろう。

僅差で続いたのは「馬鹿な子ほど可愛い」(意味:出来の悪い子供ほど可愛く思えてしまう)。納得いかない理由は、「出来が悪かったら、一緒に努力するのが親」(41歳)のように“可愛がるだけが子育てではない”という声と、「出来がよくても悪くてもかわいさは一緒」(42歳)という“出来で比べるものではない”という声の2つに分かれた。

興味深いのは「一姫二太郎」(意味:子を持つならば、一人目は女の子で2番目は男の子が良い)、「蛙の子は蛙」(意味:子供の能力や性質は親に似るもの)が両方にランクインしたこと。「一姫二太郎」は、「一人目が女の子で育てやすいから腑に落ちる」(27歳)と「第一子が男の子だが、特に困っていないから違うと思う」(30歳)と、自身の経験と照らし合わせて回答しているからこそ、賛否両論になったようだ。「蛙の子は蛙」も共感派は「いい意味で運動能力が似ている」(47歳)、反対派は「性格がまったく似ていない」(46歳)と、自分と子供の共通点や相違点を考えた上での結果のようだ。

全体を通してわかることは、親としての経験を重ねることでことわざの理解が深まることだろう。今はわからない言葉の意味もいずれ実感するときが来るかもしれない。
(有竹亮介/verb)

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