「おしりが冷えていると子宮も冷えている」という説も

冷え性だと妊娠しにくいって本当?

2015.11.05 THU

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冬だけでなく夏でも冷えるという女性も多いもの。厚手の靴下を履くなど、冷え対策をしっかり行い、快適に過ごしたいものですね 画像提供/Graphs / PIXTA(ピクスタ)
近年、不妊に悩むカップルが増えていると聞きます。不妊について調べるとよく目にするのが「冷え性だと子宮が冷え、妊娠しにくい」という説。冷え性と不妊の関連について、イーク丸の内・表参道の婦人科医・堀出由里医師に聞きました。

「手足の末端が冷たくなりやすい症状を一般的に冷え性といいますが、医学的には冷え性という病気はありません。また、それらの症状を改善したことが直接妊娠につながったというデータは今のところありませんので、西洋医学的には、冷え性と妊娠の関連性は、はっきりとは証明されていません。特に子宮は体の中心部にあり、太い血管も通っているので、手足の末端の冷えとは別問題です」

確かに、冷え性の女性は多いですが、冷え性のまま妊娠している人もたくさんいそうです。

「内臓にまで影響を及ぼす冷えというのは、例えば雪山で遭難して低体温症になるなど、命に関わるようなケース。それくらいの状況でなければ、内臓まで冷えるということは考えにくいと思います」

冷え性による血液循環の悪化などが要因で、卵子が育ちにくいという説も聞きますが…。

「それも考えにくいですね。末端の血液循環の悪さと内臓との関連性は低いので…。とはいえ、運動をしたり、お風呂で適度に温まるなどして冷え性を改善することは、健康のためには良いことです。ただ、もし不妊が疑われる場合には、冷え性の改善だけを目指しても、適切な治療の機会を逸してしまう可能性があります」

不妊の原因としては、子宮筋腫や卵管閉塞などさまざまなことが考えられるため、一度きちんと検査をし、その原因を改善するような治療が必要となることもあるそう。

堀出先生いわく「冷え性にはそれほど神経質にならなくてもいいと思います」とのこと。適度な運動やお風呂で温まる、靴下を履くなど、無理の無い範囲でできることから心がけるくらいがよいみたいですね。

(相馬由子)

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