夜はBAR!? 新形態のカレー店は出店ハードル低

東京進出!ヤドカリ系カレーが話題

2015.11.23 MON


鈴木さんの「リトル・トリー」。写真は「いろりカフェ」(高円寺)の様子。自宅で仕込みを行い、お店では火を通す作業や盛りつけに専念するという
居酒屋やBARなどが営業していない時間帯に、そのスペースを使って営業するカレー店に注目が集まっている。大阪ではポピュラーな店舗形態で、お店を「間借り」「宿借り」しているところから “ヤドカリ系カレー”と親しみをこめて呼ばれているが、最近は東京でも同様のお店の出店が相次いでいるようだ。

「開店のための初期費用があまりかからないこと。そして、場所にもよると思いますが、もともとそのお店のお客様としていらしていた方々が来店してくださるのも強みだと思います」

ヤドカリ系カレーのメリットを教えてくれたのは、東京・新宿のゴールデン街にある「BARダーリン」で、今年2月から「リトル・トリー」を出店している鈴木美紀子さん。

東京で飲食店を営業したいと考えている人には、出店費用はもちろん、月々の高額な家賃も高いハードルとなるが、既存の店舗を間借りできれば家賃は“間借り分”だけでOK。調理器具などをイチからそろえる必要もないという経済的メリットは、大きな恩恵だ。

「お店をやったことのない人にとっては、毎日ではなく週に数回のオープンからでも始められるハードルの低さもありますし、固定メニューだけでなく、日替わりでいろいろなメニューに挑戦できるところもやり甲斐があると思います」

同店では、日本人になじみのある北インドのカレーではなく、西・東・南インドやスリランカなどのカレーを日替わりでサーブしている。“マス”を相手にしたメニューというより、店主のこだわりを前面に押し出したカレーを楽しめるところも、ヤドカリ系カレーの魅力のひとつといえるだろう。東京では、ほかにどんなこだわりカレーを出すお店が登場しているのか? いくつかピックアップしてみた。

【東京のヤドカリ系カレー3選】

■リトル・トリー
今回お話をうかがった鈴木さんのお店。上記で紹介したカレーは、ゴールデン街だけでなく杉並区高円寺のカフェでも楽しめる。
住所:新宿区歌舞伎町1-1-5 まねき通り BARダーリン
   杉並区梅里2-13-4 いろりカフェ
営業時間:「BARダーリン」日曜日 11:45~17:00(L.O./変更あり)
     「いろりカフェ」木曜日 13:00~21:00(L.O./変更あり)

■アハサ食堂
シェアカフェを利用したお店。肉、豆、野菜のカレーや炒めもの、生野菜やハーブの和え物、ポルサンボル(辛いふりかけ)といった5種類のカレーやおかずを1プレートに盛りつける、本格的なスリランカカレーが人気。
住所:東京都墨田区立花3-2-1 表現スペース4「光うさぎCafe」
営業時間:日・月曜日 11:00~18:00(L.O. 17:00)
※出張料理教室の依頼があった場合など、不定期でお休みすることも

■宇宙カレー
オーセンティックバーを間借り。日替わり・月替わりのカレーをはじめ、日本とイギリスにほんのわずかしか残っていない、希少な“古代豚”を使ったカレーがこだわり。
住所:目黒区上目黒1-3-20 Naguy Bar(ナギバー)
営業時間:月・水~金曜日 12:00~15:00、土・日曜日 12:00~17:00

ちなみに、こうしたお店は大家さんの了承さえ得ていれば、法的トラブルのもととなる賃貸権の又貸し(転貸)には当たらない。カレーに一家言あるという方、ヤドカリ系カレーに挑戦してみては?
(成田敏史/verb)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト