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赤ちゃんへのキスで虫歯がうつる、は本当か?

2016.01.12 TUE


生まれたばかりの愛くるしい我が子。思わず抱きしめてキスしたくなるが、こんな噂を聞いたことはないだろうか? 「大人に赤ちゃんがキスをすると虫歯がうつる?」と。
これが本当であれば、不用意にキスをするのは避けたいところ。その真偽や気を付けるべき時期などについて、まとめてみた。

●特に気を付けたい時期は?
ミュータンス菌、いわゆる「虫歯菌」は、歯が生えていない赤ちゃんには本来存在しないもの。親が虫歯でも子どもに遺伝することはない。

しかし、最初の歯が生え始める3カ月~9カ月頃から虫歯菌の感染リスクが高まり、特に生後18カ月~30カ月前後の間で最も感染しやすくなるといわれている。この時期に虫歯菌に感染してしまうと、そのまま定着してしまい、生涯にわたって虫歯にかかりやすくなってしまうという研究結果も。

だからこそ、この時期にしっかり子どもの口腔ケアをしてあげることはもちろん、大人から虫歯菌がうつってしまうことがないよう注意する必要がある。ミュータンス菌はだ液を媒介して感染するため、お箸やスプーンなどを使いまわすのは避けたほうが良い。また、なるべくキスもしないほうがいいだろう。たとえ愛情表現のスキンシップであれ、結果的に我が子の健やかな成長を妨げてしまうことになりかねない。

●過去には死亡例も、虫歯以外の怖いキス感染
なお、だ液の移動で感染してしまうのは虫歯菌だけではない。胃炎や胃がんの発症リスクを高める「ピロリ菌」をはじめ、免疫力が弱い乳幼児は基本的に細菌全般に感染リスクがあると知っておきたい。

海外では生まれたばかりの我が子に母親がキスをしたところ、子どもがHSV(単純ヘルペスウイルス)に感染し、結果、亡くなるという痛ましい事例もある。大人だと重篤化することはない病気やウイルスでも、赤ちゃんには致命傷になりうる。過去には、じつの親子でなく、他人の赤ちゃんにキスしたことで口唇ヘルペスがうつり、死亡させてしまったという例もあるようだ。そうしたとりかえしのつかない事態を避けるためにも、親戚の子どもに、無闇にキスをする行為は慎むべきかもしれない。

赤ちゃんの口の中はデリケート。しっかり成長するまではキスを我慢するのが、本当の愛情といえそうだ。

(前田智行)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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