女性ホルモン増加することと関係あり!?

妊娠中は毛深くなるって本当?

2015.12.03 THU

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エストロゲンは水分やコラーゲンを保持する「美のホルモン」などともいわれていますが、多く分泌されすぎると、それはそれで困るということですね 画像提供/Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)
妊娠するときれいになるという噂がある一方で、お腹に毛が生えてきた、体毛が濃くなったという声も聞きます。妊娠中に毛深くなるのは本当なの? それって、出産後は戻るの? イーク表参道の産婦人科医・高尾美穂医師に聞きました。

「妊娠中に毛深くなるのは本当です。おっぱいに毛が生えてきたという方もいますよ。ただしこれは、何も無かったところに毛が生えてくるわけではなく、もともと薄く産毛が生えていたのが、ホルモンの影響でその産毛の色が濃くなるためなんです」

普段卵巣から分泌されている女性ホルモンのエストロゲンは、妊娠5カ月頃になると胎盤から分泌されるようになり、その量は100倍にも増えるとか。

「エストロゲンが直接的に毛を増やしているわけではありません。エストロゲンには、メラニン色素を作るメラノサイトを活性化させる働きがあります。毛根にはメラノサイトがあるので、エストロゲンが増えてメラノサイトが活性化すると、生えている毛は黒く濃くなるのです。これが、妊娠中に毛が濃く見える理由なのではないかと思います」

確かに、妊娠中にはシミや肌の黒ずみが濃くなったという声も聞きます。これもメラノサイトが活性化したために起こるということですね。

「乳頭や外陰部、脇の下の黒ずみなども濃くなります。また、正中線といって、お腹の真ん中に縦に黒い線ができることもあるんです。これらはみんなメラノサイトが活性化した結果だと考えられます」

赤ちゃんが生まれ胎盤が娩出したあとエストロゲンはほぼゼロに近い状態になり、活性化したメラノサイトも元に戻るため、体毛の色も肌の黒ずみやシミも次第に元に戻るそうです。

「出産して胎盤が出てしまうと、次に生理が再開するまでは、エストロゲンはかなり低い状態が続きます。授乳中は卵巣も機能しないため、卵巣からの分泌もなかなか再開しません。そのため、毛や肌の色も自然と元に戻りますよ」

妊娠中に毛が濃くなったり、シミや肌の黒ずみが目立つようになったら驚きますが、自然と元に戻るなら安心。一時的なものと受け止めて、元に戻るのを待ちましょう。

(相馬由子)

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