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新興国投資に欠かせない「MSCI」指数とは?

2015.12.11 FRI


近年、投資対象として注目を集めている新興国。しかし、一国の成長を見抜くためには、それなりの知識と判断力が必要だ。そこで押さえておきたいのが、複数の新興国の株式から算出された「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」という株価指数。この指数に連動するETFやファンドに投資すれば、新興国の経済拡大にともない利益が期待できるという。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドさんに詳しく聞いた。

■■今回のアドバイザー
晋陽FPオフィス代表
カン・チュンドさん

日本で唯一のインデックス投資アドバイザー。ETF、インデックス・ファンドを用いたグローバルな投資手法を提案するファイナンシャルプランナー事務所晋陽FPオフィス代表。

■複数の新興国から構成された株価指数

カンさん「MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは、BRICSの5カ国やメキシコ、韓国など23の新興国(2015年11月現在)で構成された株価指数のことです。基本的には、この指数に連動したインデックス・ファンドやETFを購入することをMSCIエマージング・マーケット・インデックス投資と呼びます。

指数を提供しているMSCI社では、四半期に一度銘柄の見直しを行い、それに付随して構成国の見直しもおこなっています。最近は、新たにアラブ首長国連邦とカタールが構成国に組み入れられました。もちろん、構成国のなかに経済成長が著しい国があれば、指数から卒業することもあります。MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、経済の変化にともなって変動する“生きた指数”なんです」

■広く浅く投資してリスクを軽減

カンさん「ひとつの国を投資対象にすると、その国の政治不信や経済不安が、そのまま投資リスクにつながります。しかし、23カ国それぞれの経済状況に応じて時価総額(株式市場の大きさ)の比率が構成されるMSCIエマージング・マーケット・インデックスを軸にして広く浅く投資をしていれば、そういったリスクは軽減されます。

ただし、この指数を投資の対象にする際は、大きな価格変動の振れ幅に注意してください。当然ですが、新興国は経済が成熟していないので、先進国に比べてアップダウンが非常に激しいのも特徴のひとつ。極端な例でいえば、2008年のリーマン・ショック後の数値は50%まで暴落しました。今後もそういったことが起きる可能性はありうるので、覚悟は必要です」

■長期間の積立投資がおすすめ

カンさん「前段にも触れた価格変動リスクを軽減するためにも、投資するならば積立投資を強くおすすめします。毎月決まった金額をインデックス型ファンドに積立していれば、下落局面では普段よりも多めの口数を買うことが可能です。

この投資は10年以上の長いスパンでの売買に向いています。半年や1年の短期間では売りと買いのタイミングを見極めるのは非常に難しいです。そのため、長い期間新興国の潜在的な成長をしっかり捉えるほうが有利といえます」

■最後にアドバイザーからひと言

「リスクもありますが、今後も成長が期待できるMSCIエマージング・マーケット・インデックスの金融商品への投資は賢い投資法といえます」


記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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