東儀秀樹のワクワク子育て

『有吉ゼミ』で話題沸騰!東儀秀樹流・ワクワク子育て

2016.02.09 TUE


奈良時代から1300年続く雅楽家の元に生まれ、現在、フリーの雅楽師として幅広い活動を展開している東儀秀樹さん。47歳の時に、長男・ちっちくん(愛称)が誕生し、東儀家の“型にはまらない”柔軟な子育て法が話題に! その様子は『有吉ゼミ』でも紹介され、斬新な東儀家の親子関係に刺激を受けるママも急増中です。子どもの才能をどんどん引き出し、豊かな人間力をも養う東儀家の育児とは…? 東儀秀樹さんにインタビューしました。

●子どもが想像している時は、大人は静かに見守るだけでいい
――「子どもの成長にワクワクできるのは、今だけ!」という東儀さんの言葉が印象的です。

「子どもって、見ているだけで本当に面白くて、いつどんな行動を起こすかまったく予測できないし、その発想自体が素晴らしいと思います。大人になれば、子どものときのような発想や行動は絶対にしなくなるし、だからこそ今、ちっちの子育ての“一瞬一瞬を楽しみたい!”と…。僕はちっちの体験を通してワクワクをもらっているだけだし、少年時代をもう1度味あわせてもらえている…と思ったら、育児は何の苦もなく、楽しいことの連続ですよ。もちろん、頑張らない人よりはといいと思いますが、“私も頑張ってワクワクしなきゃ!”では本当の意味での“ワクワク大人”にはなりません。子どもたちの気持ちや体験に寄り添って、気が付いたら自分も自然とワクワクしていた…これこそが、真の意味での“ワクワク大人”なんです」(東儀氏 以下同)

――ちっちくんを始め、周りの子どもたちが、個性的なアイデアを主張した時、東儀家ではどんな対応を取りますか?

「例えば、お絵かきの時、子どもがゾウをピンク色に塗ったとします。『ゾウはグレーがいいんじゃない?』とか、そんなアドバイスは大きなお世話なんですよね(笑)。子どもが想像している間は、大人は静かに見守るだけでいいんです。大人の余計なひとことで、子どもの素晴らしいセンスをつぶしてしまうことがもったいない。子どもから、もしも意外な答えがでてきたら、それを大人の価値観で否定するのではなく、“どうしてそう思うのかな?”と一緒にワクワクして探求してあげれば、子どもの好奇心はもっともっと育まれていきます」


――加熱するお受験戦争や増える不登校…東儀さんは、近年の日本の教育をどう思われていますか?

「ちっちは受験しませんでしたが、受験のテストや先生方の方針…やはりどうしても“大人の常識”に振り回されているなと感じてしまいます。本来教育とは、“何事にも、くじけずに負けない、責任感が取れるいい大人”へと導いていくものではないでしょうか。『右にならえ!』でハミ ださない子どもや、子どもをコントロールできるのが、いい生徒でありいい先生…その発想自体がどうなのかなと思います。“個性があって当たり前! だから子どもは面白いんだ!”と、遠くから見守る姿勢が少なくなってきているな…と感じることはありますね」

――今の子どもたちに足りないことはなんだと思いますか?

「“価値観は人それぞれである”ということを知っている子どもと知らずに育った子どもとでは、“強さ”が違うと思います。例えば、ものすごく理不尽なことで先生に怒られた、友だちに悪口を言われた場合、“価値観は人によって違うんだからしかたがない”そう思えることが、今後大人になった時、最大の武器になるのではないかと…。本当に悪いことをして叱られたなら、反省することは大切。だけど、もしも理不尽な事件に巻き込まれて嫌な思いをしたとき、“みんな違っていい! あの人はこう思うけど、僕はこう思う”という信念が根っこにあれば、例え納得がいかない叱られ方をしても、何とか負けずに乗り越えていける。そして、そんな時こそ、わが子の価値観をしっかりと受け止め、“摘まずに育んでいくこと”こそが親の役目なのではないかと考えます。そのためにも、子どもが学校で事件に巻き込まれた際は、家庭でも逃げずに、子どもの話をゆっくり聞いて、親子で密に会話をすることが重要なのではないでしょうか」

打たれ弱く、主張もままならない大人が急増する今の日本。だからこそ、子に寄り添い、しっかりした価値観を育てる東儀家の様な子育てが、大切なのではないだろうか。

(取材・文/蓮池由美子)


記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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