婚前契約書作成のプロに聞く!

参考になる?夫婦間特殊ルール5選

2015.12.29 TUE


「女性は浮気・不倫防止目的、男性は自身の財産保護目的で婚前契約を結ぶケースが多い」と多田さん
結婚後は奥さんの手料理を毎日食べてラブラブ…と新婚生活に憧れを抱く人は少なくないが、結婚とは現実であり、生活である。いざ同居を始めると、恋人時代には見えていなかった習慣の違いが浮き彫りになり、愕然とする可能性も。

他人同士が気持ち良く暮らすためには、ルールを設けてそれを守る必要がある。では世の夫婦は一体どんな決まり事を設定しているのだろうか。そこで今回は、「婚前契約書」の作成を行う、一般社団法人プリナップ協会 理事で行政書士の多田ゆり子さんに話を聞いた。

婚前契約書とは、幸せな結婚生活を送るために二人で決意表明し、法的効力のある公正証書として作成されるもの。記載内容や分量は定められていないが、基本的には夫婦生活/子ども/育児/仕事/住環境/お金/契約不履行などの項目から、各自が重要視したい項目を絞って書面にする。つまり、重要視したい項目のなかには、その夫婦ならではの一風変わった「特殊ルール」も存在するということだ。その一例を紹介しよう。

1●事前連絡さえすれば夜の店へ行くのも可
「夜の店が大好きな男性に対し、行くのを禁止すると一般女性と浮気をしてしまう心配があるから…と女性が設定したルールです。かなり珍しいケースですね」

2●帰宅時間を18時までに連絡し合う
「男性の不倫を危惧する女性が設定したルールです。毎日帰宅時間とその理由を書かせ、万一怪しい予定があれば調査し、不倫に対する慰謝料を手に入れる目的が込められています」

3●家に入れるお金の割合で家事分担量を決める
「仕事で忙しい共働きカップルが設定したルールです。各々が共通口座に入れる毎月の額に応じて、家事分担の割合を決めて、モメないようにする目的があります」

4●毎月携帯電話の履歴明細を開示する
「交際中に浮気したことのある男性に対して、女性側が決めたルールです。過去に判明した特定の浮気相手の番号があるか否か、チェックする目的で定めました」

5●体臭に気を遣う
「お互いをいつまでも“男女”として見るために、現在の良い状態を維持したい、という思いが込められています。他には『(相手に対して)◯kg以上にならないようにする』とルールを決める方もいました 」

ちなみに、多田さんのもとに婚前契約書の作成依頼に来るのは、9割近くが女性とのこと。自ら主体的に作成しようとする男性はまだ少数派だという。奥さんにルールを作られてしまう前に、“譲れないこと”は自ら動いて明文化してみては?
(池田園子)

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