年末年始の長期休暇。意外なところで揉め事が勃発!?

祖父母と孫がケンカ…パパの対処法

2016.01.01 FRI

格好いいパパに!オトコの子育て道場


「自分の両親に子どもを預ける時は、なるべくパパ自らが祖父母の連絡係になること。また、『嫁がこう言ってるから』とママに責任があるような言い方も禁句。『俺の考えで、こういうことに気をつけてほしい』と伝えることで、一見『孫vs.祖父母』のように見えて、実態は『嫁vs.祖父母』のママ批判…というケンカを防ぐことになります」(ぼうださん)
子どもが幼稚園~小学生くらいになると、1人で祖父母の家にお泊まりさせることもある。年末年始の期間を利用して「かわいい子に旅をさせよう」と考えるパパ・ママもいるかもしれない。子どももおじいちゃんおばあちゃんも喜んでみんな幸せ…と思いきや、そこに大きな落とし穴もある。

編集部が子持ちの男女200人にアンケート調査を実施したところ、「子ども(孫)と両親(祖父母)がケンカしたことはある?」の質問に、全体の16%が「ある」と回答。祖父母との交流を楽しんでいる子がほとんどではあるものの、揉め事に発展することもあるようだ。

では、祖父母と孫のケンカはどのような場合に起こりやすいのか? NPO法人「孫育て・ニッポン」の代表理事・ぼうだあきこさんに、ケンカを回避するためにパパがすべき対策もあわせて教えてもらった。

【孫と祖父母のケンカのパターンと、パパがすべき対策法】

1●子どもが祖父母宅に飽きてしまい、態度が悪くなる
「おもちゃやゲームの無い祖父母宅では、子どもが退屈してしまい態度が悪くなりがち。それを発端に、祖父母と孫の間でケンカが起きることがあります。パパは、子どもが飽きないよう『普段家ではやらないことにチャレンジさせてほしい』ということを祖父母にあらかじめ伝えましょう。ポイントは、『親には提供できない、祖父母宅ならではの体験』。年末年始の時期なら、大掃除での障子張りやおせち料理作りといったイベントに一緒に取り組むのもいいかもしれません。退屈は、子どもの世界を広げてあげるチャンスでもあります」(ぼうださん、以下同)

2●子どもがゲームばかりしている
「ポータブルゲームが普及した昨今、四六時中ゲームやスマホをいじってしまう子も増えています。祖父母から見ると子どもらしさが無いようで心配ですし、なによりせっかく会えた孫と会話が無いのはとても寂しいもの。対策としては〈1〉と同様、祖父母の家ならではのイベントに巻き込んでもらうようお願いすること。大掛かりでなくても、祖父母の趣味に付き合わせるのも立派なイベントの1つです。囲碁など、子どもが一見興味を持たなそうなものでも、祖父母が楽しそうにやっていれば子どもの目にも魅力的に映ることを伝えてください。トランプやボードゲームなどを子どもに持たせて、こちらから祖父母と一緒に楽しむアクティビティを提供するのも良い方法です」

3●祖父母のしつけが普段より厳しい
「祖父母から見て、“子どもの寝る時間が驚くほど遅い”“食事のマナーが行き届いていない”、などと感じるケースが多いようです。結果、普段よりも厳しいしつけを強要して子どもとケンカになるケースは珍しくありません。3歳くらいまでは子どもの混乱を防ぐため、しつけには一貫性が必要ですが、1人で泊まれるような年齢になれば話は別。場所によってルールが違うことは理解できるので、パパから子どもに『祖父母の家では祖父母のルールに従うこと』を事前に言い聞かせておきましょう」

4●祖父母のしつけが普段より甘い
「普段親から禁止されている食べ物や遊びを、よかれと思って子どもに勧める祖父母がいます。喜ばせようとしているのに子どもから断られてしまうと、祖父母は好意を拒否されたような気分に。こんな場合は、『滅多に無いこと』と割り切って、祖父母の好意に甘えるように子どもに伝えておきましょう。〈3〉と同様、数日しつけが変わったところで、子どもに悪影響が出ることはまずありません。子どもが成長した時に『祖父母にはたくさん甘やかしてもらった』という大切な思い出になるはず。ただし、アレルギーのある食べ物を食べさせようとする場合はNG。『主治医からも禁止されている』など、事前にアレルギーについてしつこいほどに説明しておくことが大切です」

5●祖父母の機嫌が悪い
「せっかく子どもが会いに行ったのに、なぜか祖父母がイライラ…。もしかすると、『孫と会えるのは祖父母にとって当然嬉しいこと』と思い込んで、事前の連絡がおろそかになる、準備を丸投げするなど、厚意に甘え切っていませんか? いくら孫と会えるのが嬉しくても、祖父母にも都合があります。急であったり頻繁な託児はなるべく避けて。祖父母の予定を前々から確認することはもちろん、食事内容の要望を伝えるなど、事前の連絡をきちんと入れるようにしましょう」

基本的には、子どもに対して「祖父母の言うことを聞くように言っておく」、祖父母に対して「丸投げせず、事前に具体的な要望を伝える」ことがポイント。「あくまでも祖父母にお願いしている立場であるということを忘れず、どうしてもケンカになる場合は、いっそのことお泊まりそのものをやめるべきです」とぼうださん。子どもと祖父母が仲良く過ごせるためにも、普段から子どもについての情報を共有したり、親睦を深める機会を作ったりすることがパパとママの役割といえそうだ。

(有栖川匠)

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