こんな物証なら夫にも集められる?

弁護士が語る浮気の証拠集め事例5

2016.01.17 SUN


興信所を使う場合「依頼費が高額であるため、興信所に払った費用以上の慰謝料をとれない可能性も」と星さん。自分で地味に証拠集めするほうが賢明?
「うちの妻、浮気しているかも…?」と感じても、ショックに打ちひしがれている暇はない。白黒つけるために重要になるのは、当然ながら「証拠」である。では、実際に証拠を突き付け、浮気の事実を暴くことに成功した夫たちは、どんなモノ・コトを証拠として集めていたのか? 離婚問題を数多く取り扱う星法律事務所代表の弁護士・星正秀さんに話を伺った。

●1)メールやLINEでの“事後”を彷彿とさせるやりとり
「最も多い証拠はLINEやメールなど、スマホ経由で集められるものです。LINEやメールは、それだけでは不十分ですが、やりとりの頻度が高かったり、セックスしたことを連想させるような言葉があったりすれば証拠として成立します。大半の人がパスワードや指紋認証などでスマホをロックしていますが、夫婦間では油断するケースが少なくありません。画面をロックしないまま放置したり、パスワードを入力する手つきを見て、LINEやメールの内容をチェックしたりして、スクリーンショットを押さえるケースもあります」

●2)匿名Twitterでのラブラブなやりとり
「最近増えているのがTwitterです。匿名アカウントであっても、プロフィールや訪れた場所の位置情報、食べた物などから個人が特定されることもあります。そうなるとツイートを遡って調べることも可能で、明らかに特定の人物とラブラブなやりとりをしている場合に言い訳ができません。匿名アカウントから個人を特定するのは簡単なことではありませんが、『妻に裏切られた』と感じた夫の執念で、何百万とあるアカウントから調べ上げる人もいます。妻側は匿名であることが働いて、大胆な発言をしており、言い逃れできない事案も多くあります」

●3)デートの領収書
「領収書も証拠になります。とくに財布内に飲食店やホテル、宝飾店などの領収証があると、それが状況証拠として成立します。ただ、飲食店や宝飾店などの領収書は、場合によって誤魔化せるケースもありますが、ホテルの宿泊となると認めざるを得ない証拠になるでしょう」

●4)浮気相手とセックスしていることがわかるデータ
「オーソドックスな方法ですが、興信所を使って証拠を集める方もいます。妻と浮気相手が同じホテルに入った、あるいは妻が浮気相手宅に泊まったことがわかる写真などを興信所が集めることができれば、完全な証拠となります」

●5)妻の自白を書面、録音したデータ
「普段の生活からバレることも多くあります。とくに女性の場合は、浮気をすると本気になることが多く、態度やメークが変わったり、あるいは夫とのセックスを拒んだりして、浮気の事実が発覚することも。夫が問い詰めると、証拠がないのに自白することもあります。そのようなやりとりを書面に残したり、録音したりして証拠にする方もいます」

インターネットやスマホが普及した昨今、証拠は昔よりも、かなり身近なところに転がっているようだ。パートナーの怪しい行動に気付いたら、まずは普段の生活などでボロを出さないか注意深く観察しよう。

(池田園子)

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