40代のアク抜きダイエットテク

「味覚トレーニング」で痩せる食生活へ

2016.03.05 SAT


お腹は空いていないのに口寂しい…そんな経験のある人は、舌が濃い味に慣れてしまっているのかも? 濃い味に慣れてしまうと、舌が鈍麻し満腹感が感じにくくなるだけでなく、食生活の乱れにつながるそう。そんな味覚の麻痺による食生活は、「味覚トレーニング」をすることで改善されるのだとか。そこで、味覚がダイエットや健康に及ぼす影響や味覚トレーニングの方法について、味の専門家である鈴木隆一さんに教えてもらった。

■■今回のアドバイザー
味博士
鈴木隆一

ポータルサイト「味博士の研究所」のリーダー“味博士”として知られる。AISSY株式会社の代表取締役社長として、味覚データの提供や味覚に関するコンサルティングを行いながら、慶應義塾大学で共同研究員としても味覚を研究中。著書に「日本人の味覚は世界一」 (廣済堂新書)、「『味覚力』を鍛えれば病気にならない――味博士トレーニングメソッド 」(講談社+α新書) など。

■鈍くなった味覚が体を壊してしまうことも…

鈴木さん「多忙のため、流し込むように食事をすることも多い40代男性は、どうしても味覚が鈍くなりがち。味覚が鈍くなると、食べ物の繊細な味を感じられなくなるだけでなく、塩分や糖分を過剰に摂らないと満足できない食生活になってしまいます。そのような食生活は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のほか、塩分過多の場合は胃がんなどにも影響するとも言われており大変危険。薄味の食事に慣れて、塩分や糖分を取りすぎないよう心がけるべきでしょう」

■味のコメンテーターになったつもりで味覚トレーニングをしてみよう

鈴木さん「そうは言っても、無理に急いで薄味の食事にするだけでは、ストレスがたまってしまいダイエットや健康面では逆効果です。以下の4つのことに気をつけて、ゆっくりとストレスなく味覚をトレーニングして下さい。

1)味の種類を意識する
ただ『おいしい!』だけでなく、味覚のプロになった気分で味を分析してみましょう。『甘味と酸味が強いが、わずかな苦味がアクセントとして感じられる…』なんて具合です。味を意識して味わうことで、味覚神経が活発に働くようになります。

2)味を記憶してみる
1の応用として、味の記憶にもチャレンジしましょう。『この前食べたカレーよりも甘味が感じられて食べやすいな』というレベルでOK。家族や友人と、味についてコメントし合いながら食べるとより効果的です。

3)複雑な味を楽しむ
単純な味のものばかり食べていると、使われない部分の味覚神経は鈍くなってしまいます。トレーニングに例えれば、同じ筋肉しか鍛えていないようなもの。バランスよく全身を鍛えるように、複雑な味わいの食べ物で味覚をまんべんなく鍛えてみましょう。

4)舌を薄味にならす
味覚トレーニングをしながら、薄味の食事に慣れていきましょう。塩分控えめても、出汁などの『旨味』を効かせた食事をすることで、薄味に慣れて行くことができます」

■暴走する食欲は、甘味と塩味を控えれば抑えられる

鈴木さん「このほか、ダイエットをしたいという人にはもう一点気をつけてほしいことがあります。それは、5つの基本味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)の中でも『甘味』と『塩味』が強い料理を同時に摂取しないようにすること。

甘味と塩味の刺激が脳に届くと、脳はもっと刺激が欲しくなり食べる量が増えます。さらに、甘味と塩味を交互に食べると、脳から『ますます食べたい』という信号が出てしまい、食欲増加の”魔のスパイラル”に陥りやすいため、ダイエット中には避けたい味覚なのです。

『食欲が必要以上に湧いてくる』とお悩みの方は、この点に気をつけることで適正量の食事で満足できるようになりますよ」

■最後にアドバイザーからひと言

「楽しみながら味覚トレーニングをすることで、食事の美味しさに気付き健康になれます。ストレスを溜めないことが大切ですよ!」

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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