即日発行も可能。盗難対策、使いすぎ防止に!

海外プリペイドカード賢い利用術

2016.02.17 WED


近頃増えている国際ブランド付きプリペイドカード。海外留学する子どもにプリペイドカードを持たせて、生活費を入金するという使い方もポピュラーになっているとか 写真:nara / PIXTA(ピクスタ)
海外旅行の際、どんな形で旅行資金を持っていくだろう? 多額の現金を持ち歩くのは避けたいし、かといってクレジットカードは盗難やスキミングのリスクがある…。そこで、注目したいのが、Visa、MasterCard、JCBといった国際ブランド付きのプリペイドカードだ。

「『トラベルプリペイドカード』と呼ばれる海外専用プリペイドカードは従来からあります。しかし、『au WALLET プリペイドカード』が登場した2014年頃から、『ソフトバンクカード』『おさいふPonta』『Orico Prepaid Card』『ANA VISAプリペイドカード』など、大手企業発の国際ブランド付きプリペイドカードが続々と増えているんです」

そう教えてくれたのは、クレジットカードや電子マネーに詳しい、「ポイ探」代表取締役の菊地崇仁さん。プリペイドカードは事前に入金した金額内で使用するため、旅行先で散財しすぎる心配もなく、仮に盗難に遭ったとしても、その時点での残高のみに被害を抑えられる。ただし、プリペイドカードが新たな決済手段として注目される理由はそれだけではない。

「クレジットカードのような審査がなく、即日発行されるケースが多いことが最大の特長です。このおかげで気軽に手続きを行えて、たとえば家族で海外旅行に出かける際、子どもや奥さん名義のプリペイドカードをお小遣い感覚で渡すことができます。サインや暗証番号の入力が必要な場合もあり、現金を持ち歩かせるより安心ですし、どこでいくら使ったのかが定期的にメールで送られてくるところもメリットといえます」

プリペイドカードとはいえ、旅行先のATMで現地通貨を引き出すことができるのもポイントだ。

「すべてのプリペイドカードで利用できるわけではありませんが、『NEO MONEY』や『マルチカレンシーキャッシュパスポート』などのトラベルプリペイドカードのほか、最近登場した『ソフトバンクカード』もATMから現地通貨を引き出すことができます」

現金の引き出しには手数料がかかるものの、日本国内の外貨両替所で現金を両替するよりも断然お得なのだそう。

「アメリカなどの先進国の場合はそこまで大きな差はありませんが、中進国や発展途上国になればなるほど、日本国内で現金を両替するよりレートがいいんです。両替した現地通貨を持っていくのは過去の話。いまはどんな空港にもATMが設置されていますから、プリペイドカードやクレジットカードを使って、現地でお金を引き出したほうがお得です」

海外のATMを使うとなると言葉や操作が心配だが、Visaのオフィシャルサイトには、海外ATMの使い方を学べる特設サイトがある。ここで予習しておけば、現地でも慌てる心配はない。

「プリペイドカードのデメリットは、クレジットカードに比べてポイント還元率が悪く、海外旅行保険が付いていないことくらい。クレジットカードを持っていない人にとっては、便利な一枚だといえるでしょう」

今年の春休みやGWの海外旅行には、プリペイドカードが心強い味方になりそうだ。
(成田敏史/verb)

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