女性ホルモンの低下が抜け毛を招く

「出産後の薄毛の悩み」原因は…

2016.02.18 THU

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ストレスや栄養の偏り、パーマなどによる髪の傷みなども抜け毛の原因に。気になる場合には、頭髪の専門医や皮膚科などを受診しましょう 画像提供/Kzenon / PIXTA(ピクスタ)
年齢を重ねると、髪のハリツヤがなくなったり、抜け毛が増えたりと、髪の悩みも出てきますよね。なかでも、出産後に髪の毛がどっと抜けてしまったと悩んだなんて話も聞きますが、これってよく起こることなのでしょうか!? イーク表参道の産婦人科医・高尾美穂医師に聞きました。

「妊娠中大量に分泌していた女性ホルモン=エストロゲンは、出産後から授乳期間中にかけてはほとんど分泌されなくなってしまいます。結果、抜け毛に悩む女性は多いですね。エストロゲンの分泌量が低下すると、髪のハリツヤがなくなったり、抜け毛が増えたりするんです」

普段は、そのほとんどが卵巣から分泌されているエストロゲンは、妊娠16週くらいからは、胎盤から分泌されるようになり、その量は妊娠していない時の約100倍。そんなにたくさん出ていたエストロゲンも、赤ちゃんを出産し、胎盤も子宮から出てしまうとほぼゼロになってしまいます。その後の授乳期間中も卵巣はなかなか機能しないため、エストロゲンがほとんど分泌されないまま、数カ月から1年あまりを過ごすことになるのだそうです。

「授乳期間が終わればホルモンバランスが元に戻り、抜け毛の悩みも解消されることがほとんどです。一方、妊娠していなくて、生理が定期的に来ている女性なら、抜け毛の原因になるほどエストロゲン値が低下しているということは考えにくいです。もし抜け毛が起こるほどエストロゲン値が低下しているなら、抜け毛より先に生理が止まると思います。そのため、生理がちゃんとあるなら抜け毛の原因は女性ホルモンではなく、ストレスなど他にあると考えたほうがよいでしょう」

その場合は、皮膚科などの診察が必要になります。

「生理がある程度の間隔で来ていれば、女性ホルモンはきちんと分泌されているという証拠なのでその点では心配ないけれど、量が極端に少ない場合は要注意」と高尾先生。無排卵月経の場合、エストロゲンの分泌が少ないために排卵を起こすことができず、排卵が起こらないままごく少量の出血があるそうです。そのため、生理の出血量が極端に少ないということが続く場合は、ホルモンバランスが崩れている可能性を疑い、婦人科を受診したほうが良いかもしれません。

生理がきちんときていても、ホルモンバランスが崩れているケースはあるということ。抜け毛も含め、身体の変化は自分自身で観察しておくことが大切なんですね。

(相馬由子)

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