「Bean to Bar」は日本でも流行する?

新感覚!米国発・クラフトチョコ店

2016.02.26 FRI

グルメ男子、1号店をゆく


奥が「ミッションホットチョコレート」で、手前は「ブラウニーバイトフライト」。左からリベリア産、ドミニカ共和国産、マダガスカル産。“ブラウニーを食べながらフライト(旅行)する”というのが命名の由来だ 住所:東京都台東区蔵前4-14-6、営業時間:10:00~20:00(ラストオーダー19:30)、電話番号:03-5833-7270
ホワイトデーも近づき列島にスイーツ熱が再び高まってきた。そんななか、2月中旬、サンフランシスコから「クラフトチョコレート」の店が初上陸。なんでもカカオの選別、焙煎、成形まですべてが手作業のこだわりをみせる店なのだとか。カカオとともに流行の香りが漂う蔵前に訪れてみた!

台東区蔵前の裏通りに2階建ての店を構えるのは「ダンデライオン・チョコレート[ファクトリー&カフェ蔵前]」。文化と料理の流行発信地・サンフランシスコのミッション地区で2010年に誕生し、人気を博す店が海外に初進出。1階にチョコレートファクトリーとカウンター席、2階に広々としたカフェとワークショップスペースまで備えている。訪れたのが休日ということもあり、開店前から10組以上が行列を作っていた。

「カカオ豆本来の味わいを楽しむ『Bean to Bar』がコンセプトで、材料はカカオ豆とオーガニックのケインシュガー(きび砂糖)のみ。現在販売しているチョコはカカオ豆:砂糖=7:3と配合がすべて同じですが、産地によって味わいや甘みが全く違うんです」

こう語るのは、同店日本法人の飯田明(めい)さん。とはいえ、そんなに味は変わるもの? 半信半疑で食したのは、産地が異なる3種類のチョコを使ったブラウニーを味わえる「ブラウニーバイトフライト」(680円)。早速口にしてみると…思わず唸った! リベリア産は濃厚なキャラメル味、ドミニカ共和国産は爽やかなベリー風味、マダガスカル産はスモーキーでフルーティな酸味とそれぞれまったく印象が変わる。また、どれもよく知るチョコレートとは比べものにならないくらい、豆の香りが強い。たとえるなら挽き立てのコーヒーだ。

これに続いて「男性でも飲みやすいはず」と勧められたのが、ドリンク仕立ての「ミッションホットチョコレート」(626円)。エスニック料理に使われる香辛料・カイエンペッパー入りのスパイシーな逸品だ。インドのお茶・チャイに似た味で、豊かなチョコレートの香りと、ピリッとした舌触りは癖になりそう。これも今までになかったチョコレートの感覚だ!

「ファクトリーとカフェを併設して製造現場をオープンにしているのは、お客さまに新しい『チョコレート体験』をしていただきたいから。日本にお店を開いたのは、本国の経営者が大の日本ファンだったこともありますが、クラフトマンシップやこだわりを受け入れてくれる土壌があると考えたためです。蔵前は昔からの職人文化が根付いていると同時に、新しいフードカルチャーが少しずつ盛り上がってきている土地ですし、ぜひ様々な人に試していただきたいですね」(飯田さん)

新たなチョコレートの魅力に触れてもらうため、カカオの種類の選別から製造工程の見学、チョコレートについて学ぶことができるワークショップを定期的に開催。3月については、15日(火)19~21時と26日(土)14~16時となっている。

「チョコレートを学び、違いを味わう」――社会科見学のようで夢中になる男性は多そうな同店の方針は、日本でもトレンドになりそう。きらびやかさに注目が集まりがちなスイーツの世界にどれほどのインパクトを与えるか、注目していきたい。
(吉州正行)

■グルメ男子、1号店をゆく 第6回

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