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昔と変わってしまった仕事のマナーを教えて

2016.02.29 MON


正しい言葉遣いで話せてるかな… 画像提供/セキララ★ゼクシィ
スマートフォンの普及に伴い、携帯メールやLINEまでも仕事で使うようになってきた現代社会。時代の流れによって、いろんなものが変化したということは、ビジネスマナーも変わってきているということ?

マナー通りだから自分では大丈夫だと思っていても、実は時代遅れのマナーだったら大変!

■言葉遣いと身だしなみは許される範囲が広がっている!

10~15年くらい前のマナーと変わってしまったものについて、マネジメントコンサルタントの濱田秀彦さんにお聞きしました。

「マナーは、時代の変化によって、指摘されなくなってきたものと重要度が増したものがあります。許される範囲が広がったものが、言葉遣いと身だしなみです。言葉遣いは、例えば『言う』という言葉は、正しい謙譲語だと『申し上げる』ですし、『見る』は『拝見します』ですよね。ですが、実際仕事でそう言っている人はもうあまり見掛けません。昔は新人研修で尊敬語と謙譲語を使い分けましょうとよく指導したものですが、今は上司も敬語を正確に使えないし、指導もしないので甘くなっています」

「また、身だしなみも随分緩くなりました。15年くらい前は硬めの職業だとヘアカラーを気にする人がいたと思いますが、今はもう当たり前ですからね。ピアスやイヤリングも問題なくなりましたし、服装の色使いの許容範囲も広がりました。今は派手過ぎなければ、色も柄もある程度は許される範囲内です」

ほ~なるほど。確かにきちんとした尊敬語や謙譲語は聞き慣れないですね。おっしゃる通り、言葉遣いと身だしなみは、許容範囲が広がっていますね。

■メールはまだ正確なルールが確立されていないので注意が必要!

では反対に、重要視されるようになってきたものは何ですか?

「重要度が増してきたのが、仕事上のコミュニケーションマナーです。携帯電話やメールなど、10年、15年前になかったものが今のビジネスツールに入ってきて、これらのマナーがまだ固まっていないんです。例えば、携帯メールやLINEで『今日休みます』と伝えるのは、ちょっとまだ違和感を覚える上司が多いみたいです。相談というプロセスがなく、テキストで要件を送られて来ると、結論をいきなり通告してくるという手抜き感があるんですよ。あと、現代的なものだから、印象がより冷たく感じるというか。言葉に込められる感情はテキストには載せられないので。今後、携帯メールやLINEも、その中でのマナーみたいなものができてくると思いますが、簡単に人と連絡が取れる時代になったからこそ、欠勤や遅延、おわびなどは、きちんとした方がいいでしょうね」

マナーは相手と良好な関係を築くためにも大切なんですね。

濱田さんいわく、「マナーは、『私はあなたを尊敬しています』とか、『私はあなたに気を遣っています』というのを言葉や行動で表すものです。相手が気持ちよくなるような、少なくとも不快感がないようにすることが大本なんです。全体的にマナーは緩くなってきています。でも、昔はルールがしっかりあったので守っていればよかったですが、今はグレーゾーンがすごく広がっているので、本人が判断しなければいけないことがかなり大きくなっています。もしどっちにするか迷ったときは、より丁寧な方に、無難な方を選んでおけば問題ないでしょう」

決められたことをするのは簡単ですが、自分で考えなきゃいけないのはかなりハードルが高いですね。マナーは良い関係を築くためにも大切なので、「迷ったときは丁寧な方を」を合言葉に、私もキチンとした人を目指したいですっ!


【取材協力】
濱田 秀彦さん
株式会社ヒューマンテック代表取締役。マネジメントコンサルタント。公開セミナーや個別企業の研修など、これまで指導したビジネスパーソンは2万人を超え、課長、主任、係長クラス、中堅社員層を対象に、年間150日以上講演をしている。主な著書に、『「上司に話が通じない」と思ったときに読む本』(かんき出版)、『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(共に実務教育出版)、『ビジネス快話力』(主婦と生活社)などがある。


記事提供/『セキララ★ゼクシィ』

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