節水シャワーヘッド、食洗機、土鍋、LED電球…

節約グッズ、元をとるのは何年後?

2016.03.21 MON


「“古い家電より最新型の方が消費電力が低い”といわれますが、直近10年以内の製品なら省エネ機能がついているので、消費電力量は大きく変わりません」(丸山さん) 写真:Graphs / PIXTA(ピクスタ)
生活費を抑えるための節約には、水や電気、ガスの使用量を節制する“節約グッズ”を取り入れる方法もある。しかし、グッズも購入する費用が発生するわけで、取り入れたからといって即、元がとれるとは言い難い。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに、節約グッズの元をとるにはどのくらいかかるか、教えてもらった。
※電気料金=消費電力量1kwh当たり23円で計算
※水道料金=1L当たり0.23円で計算

●1)「節水シャワーヘッド」に替える
「節水率60%で5000円くらいが相場の節水シャワーヘッドは、元をとりやすいグッズ。シャワーや水道は1分間で12L程度の水が出るので、水道代は2.76円。それが60%カットされるので、1分間の水道代が1.104円に。朝と夜に10分ずつシャワーを浴びる人であれば1日33.12円、1カ月で約994円の節約。使い続ければ、半年も経たずに元がとれます」

●2)「食器洗浄機」を使う
「最新型の食洗器では、3人分の食器を9Lで洗える機種も出ています。水道は1分で12L流れるので、明らかな節水になります。パナソニックのサイトによると、手洗いでかかる費用が1回につき約29.7円、食洗器が約21円。1日2回洗うとすると、年間約6300円お得です。しかし、これは3人家族を想定した額なので、1人暮らしであればもっと節約率は低くなるでしょう。食洗器は4万~5万円するので、10年近く使わないと元はとれなそうです」

●3)古い「冷蔵庫」を買い替える
「1人暮らし用の100Lサイズが年間230kWh程度で電気代が約5290円かかるのに対し、ファミリータイプの500Lサイズは年間170kWh程度で約3910円。実はファミリータイプの方がお得なんです。しかし、500Lの冷蔵庫の相場は15万円程度なので、元をとるまでに約109年かかります。なお、同じサイズなら買い替えても、消費電力はほぼ変わりません」

●4)炊飯器ではなく「土鍋」でご飯を炊く
「1回に3合炊く場合、炊飯器は1回の消費電力量が194Wh程度なので、電気代が約4.4円。対して土鍋で炊く場合、ガス代が約3.6円。毎日1回炊いたとすると、土鍋なら1カ月で24円の節約です。2000~3000円する土鍋に買い替えると元をとるには6年以上かかりますが、新たにどちらかを買うならば土鍋のほうが費用を抑えられます」

●5)「節電タップ」で待機電力を減らす
「節電タップをオフにすることはコンセントを抜くことと同じなので、年間約81円、5口あれば約408円の節約。安ければ800円程度で買えるので、2年も使えば元はとれます。ただし、スイッチにLEDライトがついているタイプは、ライトの分の電力が使われます。節電タップのライト3つで1Wh程度なので、年間約201円の電気代がかかります。新たに買うならライトがついていないものにしましょう」

●6)「LED電球」に替える
「最近LED電球は2000円くらいで買えます。消費電力量は8.5Wh程度なので、年間の電気代が約1713円。対して電球型蛍光ランプは本体が300円くらいで、消費電力量は11Wh程度。電気代は年間約2216円。LED電球の方が503円お得で、4年以上使えば元をとれます。LED電球は20年もつといわれていますが、1人暮らしの場合、20年も同じ場所に住み続けることの方が稀なので、2~3年で引っ越す場合は6000時間もつ蛍光ランプの方がお得かもしれません」

節約グッズを買って安心するのではなく、それを使いこなしてこそ節約につながる。普段使っている水や電気の量を考えてから、購入を検討しよう。
(有竹亮介/verb)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト