満開の桜の下を列車が走る!絶景を全国からセレクト

「車窓お花見」お勧めスポット7選

2016.03.18 FRI


真岡鐵道 北真岡-西田井間。北真岡の桜のトンネルを駆け抜けるSLもおか 撮影/梅津敦
いよいよ“お花見”シーズンの到来だ。お花見といえば、公園や河川敷にレジャーシートを持ち込んで、満開の桜の下で飲めや歌えや、というのが一般的だろう。だが、毎年それじゃつまらない。今年は趣向を変えて、車窓からのんびりと満開の桜を愛でる列車旅“花見鉄”はいかがだろうか。そこで、鉄道カメラマンの松本正敏さんに、全国の“おすすめ車窓桜スポット”を教えてもらった(南~北の順)。

●1)
JR肥薩線 渡~西人吉(熊本県/満開は3月下旬頃)
「熊本-人吉間には九州で唯一のSL列車『SL人吉』が走っています。西人吉駅近くの桜並木は最高のスポットです」

SL人吉は3月後半から11月にかけて、主に金~月曜日に運行される観光列車。普通の列車に乗って車窓を楽しみ、その後は桜のトンネルを走るSLを外から眺めるというのもいいだろう。

●2)
JR大阪環状線 桜ノ宮~天満(大阪府/満開は4月初旬頃)
「大阪随一の桜の名所として知られる造幣局にもほど近く、手軽に車窓の桜を楽しめるスポットです」

外から眺めれば、薄桃色の桜とオレンジ色の車両のコントラストも美しい。ちなみに桜ノ宮駅は大川の桜や駅名にちなみ、発車メロディに「さくらんぼ」(大塚愛)を採用しているとか。

●3)
JR中央線 東中野~中野(東京都/満開は3月下旬頃)
「東京で“車窓と桜”といえば中央線。東中野付近には桜並木があるほか、市ヶ谷~飯田橋でも外堀沿いの満開の桜が楽しめます」

中央線は毎日通勤で利用している人も多いだろう。車窓の桜を眺めれば、満員電車の憂鬱も少しは紛れそうだ。

●4)
真岡鐵道 北真岡~西田井(栃木県/満開は4月初旬頃)
「真岡鐵道にもSLが走っており、東京から日帰りでも行けるのが魅力ですね。桜のトンネルを噴煙上げつつSLが走り抜ける様は圧巻です」

真岡鐵道のSL「SLもおか」は毎週土日の運行。茂木~下館を1日1往復する。”桜のトンネル”はその真ん中あたりにある。

●5)
わたらせ渓谷鐵道 小中~中野(群馬県/満開は4月初旬頃)
「わたらせ渓谷鐵道沿線は桜並木が多く、水沼駅や運動公園駅近くなど、全線にわたって車窓からお花見ができますよ」

わたらせ渓谷鐵道では、週末にトロッコ列車を運行中。こちらも東京から日帰り可能で、雄大な渡良瀬渓谷と沿線の桜が楽しめる。

●6)
JR東北本線 大河原~船岡(宮城県/満開は4月中旬頃)
「白石川沿いに全長約8kmの桜並木が続くのですが、その一部分で東北本線が並走します。天気が良ければ遠くに蔵王山も望めます」

東京と東北を結ぶ大動脈・東北本線の車窓からもお花見ができる。1時間に2~3本ほど運行しているので、比較的乗車しやすいのもポイントだ。

●7)
津軽鉄道 芦野公園~金木(青森県/満開は4月下旬~GW頃)
「津軽鉄道の桜の見頃はGW頃。芦野公園では桜まつりも行われます。桜まつりで賑わう公園の中を、列車に乗って通り抜けるというのもなかなかいいものですよ」

『お花見の機会を逃した!』という人にもおすすめの津軽鉄道。少し離れているが、3月に開業する北海道新幹線とともに乗りに行っても面白いかもしれない。

いかがだろうか。もちろん全国には他にも“花見鉄”スポットは多数ある。車窓から眺める満開の桜は、普通のお花見とはまた違った風情があるものだ。観光列車などに乗車すれば、車内でお酒を飲むこともできる。今年の春は“花見鉄”を楽しんでみては?

(鼠入昌史/Office Ti+)

  • 肥薩線 渡-西人吉間。SLの力強い走りと桜の儚さの対比で眺めても魅力的
    撮影/松本正敏
  • 大阪環状線 桜ノ宮-天満間。大川にかかる淀川橋梁を渡る環状線と満開の桜。大阪名物のひとつ
    撮影/松本洋一
  • 中央線 東中野-中野間。桜並木の下の掘割を走る中央快速線
    撮影/松本正敏
  • わたらせ渓谷鐵道 小中-中野間。写真の列車は「トロッコわっしー」号
    撮影/梅津敦
  • 東北本線 大河原-船岡間。白石川の一目千本桜沿いを走る。遠くには蔵王の山々も
    撮影/松本正敏
  • 津軽鉄道 芦野公園-金木間。津軽鉄道の「走れメロス」号が満開の桜の下を行く
    撮影/梅津敦

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