3位「サニーレタス」、2位「わけぎ」、1位は…?

節約に最適!コスパ◎の「ベランダ野菜」TOP5

2016.04.20 WED


コスパ最強の野菜は40~43個も収穫可能な「ラディッシュ(ハツカダイコン)」。赤い根はもちろん、葉にも鉄やビタミンなど栄養が豊富にふくまれているため、捨てるところがないのも高ポイントだ。写真: Glucose / PIXTA(ピクスタ)
家庭菜園といえば女性の趣味というイメージが強い。しかし昨今、自宅のベランダやキッチンで野菜を育てる“菜園男子”もひそかに増えているらしい…。たしかに自分で育てた新鮮な野菜をかじるなんて、ワイルドでありながら節約にもつながる賢い生活術!

「食費節約はもちろんですが、ベランダ菜園最大のメリットはやはり収穫してすぐに新鮮な野菜を食べられる点です。また、自宅で採れた野菜を会社の同僚にあげたり、食事会を開いたりする人もいます。自分で作った野菜がコミュニケーションのきっかけになることもあるんです」

そう語るのは『趣味の園芸 やさいの時間』(NHK)に出演し、野菜栽培に関する著書を多数手がける恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田智氏。

しかし、新鮮な野菜が食べられる魅力がある一方で、プランターや種、土などのコストと、収穫量が見合っていないと感じる人も多いだろう。そんな不安を払拭するために、コスパがよく、初心者向けのベランダ菜園TOP5を藤田氏に教えてもらった。

■第1位 ラディッシュ


費用:800円(種100円、プランター100円、土500円/20リットル、肥料100円)
収穫までの期間:27~30日(3~5月・8~10月種まき、4~6月・9~11月収穫)
★購入した場合の金額:150円前後/1束(5株)
★1回で収穫できる量:40~43株=1200円以上
1200円−800円=400円プラス(27日間の栽培でコスト回収が可能)

「プランターに二列に分けて種を撒けば、短期間で40~43個ほど収穫できます。赤い根はサラダにしたり、葉の部分はお味噌汁に入れてもおいしいですよ」

■第2位 わけぎ


費用:1200円(球根500円/200g、プランター100円、土500円/20リットル、肥料100円)
期間:30日(9月に植え付け、10~4月収穫)
★購入した場合の金額:250円前後/1束(4本程度)
★1回で収穫できる量:1株から20本=1250円
1250円−1200円=50円プラス(30日でコスト回収が可能)

「鍋の具材として欠かせないわけぎは、1株から20本ほどの細ネギが育ちます。収穫期は根を残して葉の部分を収穫していけば、同じ球根のまま3~4回収穫できます」

■第3位 サニーレタス・リーフレタス


費用:900円(苗200円/4本、プランター100円、土500円/20リットル、肥料100円)
期間:30日(4月・9月植え付け、手のひら大になったら外側の葉から収穫)
★購入した場合の金額:170円前後/1玉
★1回で収穫できる量:4玉=680円…費用900円を回収するには、最低でも2回の収穫が必要(60日でコスト回収が可能)

「一度に一玉収穫してしまっては一度で終わりですが、外側の葉から収穫すれば夏場は4カ月、冬場は1~2カ月の収穫が可能。使う分だけ収穫するのが長く食べるコツです」

■第4位 小松菜


費用:800円(種100円、プランター100円、土500円/20リットル、肥料100円)
期間:30日(3~10月種まき、4~翌2月収穫期)
★購入した場合の金額:150円/1束
★1回で収穫できる量:6束=900円
900円−800円=100円プラス(30日でコスト回収が可能)

「30日間で最終的に収穫しますが、栽培開始2週間ほどで小さな芽の中から形の悪いものを取り除く“間引き”という作業をします。間引いた若い芽もサラダなどに使えます」

■第5位 ほうれん草


費用:800円(種100円、プランター100円、土500円/20リットル、肥料100円)
期間:30日(3~4月・9~10月種まき、4~6月・11~12月収穫期)
★購入した場合の金額:150円/1束
★1回で収穫できる量:6束=900円
900円−800円=100円プラス(30日でコスト回収が可能)

「ほうれん草は栽培が簡単な初心者向けの野菜。小松菜と同じく1~2週間で間引きをして、最終的に6束ほどにします」

ランキングには、1カ月以内で収穫できるものから、一つの苗で年に何度も収穫できるものまで、様々な野菜が名を連ねた。今すぐベランダ菜園を始めたいところだが、ビギナーが苦労しそうなのが“水やりのタイミング”だろう。

「種から育てる場合は、芽が出るまでは常に土を湿らせ、芽が出てからは土の表面が乾いてから水をあげてください。根には水分補給と呼吸の働きがあるので、土を乾かして空気を入れる必要があるのです。苗の場合も発芽後と同じく、土が乾いた状態と湿らせた状態を繰り返すのがコツです」

野菜づくりは、土の状態が水やりのタイミングを左右するため、ベランダで野菜を管理できるメリットは大きい、と藤田氏。

「ベランダならば部屋からでもプランターの状態を確認できるので、野菜づくりには最適の環境です。毎日の管理は大変かもしれませんが、野菜の成長を見届けるのがどんどん楽しみになっていくはず。ぜひ、自作の新鮮な野菜を食べてパワーを蓄えてください」

このランキングを参考に、週末は華麗なベランダ菜園デビューを飾ってみては?
(谷口京子/清談社)

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